住宅地の道がなくなり、急にフェンスの中に。雨水用の溝でしょうか、鉄製のふたがかかった細道に。
行けそうなので、歩いてみます。
右手下の住宅地が見下ろせます。
高台を歩いています。
ひょっこり広い道に。
左手に、「新ゆり展望の丘墓苑」。
「TYCCコース管理事務所」。
「東京よみうりカントリー倶楽部」のようです。左手一体にコースが広がっています。
しばらく都県境になっているフェンス沿いの道を進みます。
道の右には、「不法投棄厳禁」という川崎市の掲示板。
左には、稲城市のものが。。
(手前)川崎市と(向こう)稲城市のマンホール?
この先で、都県境は、ゴルフ場の中に進んでいきます。
振り返る。
ゴルフ場沿いに進みます。
右手の森。
「向原の森公園」。
「川崎授産学園」。
川崎授産学園は、国際障害者年(1981年・昭和56年)に『人間の尊厳と社会的公正をめざし、ここに市民世代連帯の共同事業としてこの学園を設ける』という理念のもと、障害者のための複合施設としてオープンしました。
四季折々の自然と広大な敷地に恵まれた環境の中で、地域福祉の拠点として各種事業を展開するとともに、利用者の権利を保障し、個別のニーズや意志・希望などを最大限に尊重した利用者本位のサービス提供と、利用者が地域で自立した生活を営むための支援を行っています。(「川崎授産学園」HPより)
「ソレイユ川崎」。
ソレイユ川崎では重度の知的障害と肢体不自由が重複している方を90数名(定員100名)お預かりしております。年代も幅広く、2歳から60歳台の方もおられます。人工呼吸器を離せず、毎日医療上の処置、対応が必要な方も少なくありません。そこで、施設内に医療設備を完備して常勤医師3名、非常勤医師8名にて対応しております。ソレイユ川崎は児童福祉法上の福祉施設であり、医療法上の病院でもあります。
こうした利用者の方へのケアはどうあるべきか、江川施設長は「向き合わない介護」そして「思いを合わせない介護」と2つの項目を挙げています。この考え方は施設紹介のDVDにも収録されていて、『「向き合わない介護」、「思いを合わせない介護」とはもちろん、背を向けることではなく、まず親御さんの気持ちをよく理解して施設の介護・医療方針と折り合えるところを見つけながら進めることを意味します。その上で、入居者の方のそばにいて、響きあう関係を保ちながら一緒に楽しみを味わっていけるような、さりげないケアを提供していく事が大切です。』と施設長自身やや逆説的であると述べています。
(この項、「」HPより)
※「津久井やまゆり園で起きた殺傷事件に関して」声明文
平成28年8月10日 神奈川県重症心身障害児者協議会
会 長 江川文誠(ソレイユ川崎)
副会長 髙橋協(小さき花の園)
副会長 庄司七重(朋)
平成28年7月26日相模原市の津久井やまゆり園で起きた殺傷事件は、障害のある人々とその家族、また障害児者の人生を支える多くの人々に大きな衝撃をあたえ、そこから生じた不安が広がっています。
神奈川県重症身障害児者協議会として、この事件で犠牲になられた利用者のご冥福をお祈りするとともにご家族に哀悼の意を捧げます。また,怪我をされた方々に、お見舞いを申し上げるとともに一日も早い回復をお祈り申し上げます。
容疑者が唱える「重度の障害者は生きている価値がない」との主張はもちろん許されるものではありません。しかしそのような主張が生まれる土壌がこの地球上にはまだ厳然と存在します。障害のある方の傍でその命を支える仕事を選んだ人間の足元にもその土壌が広がっていたことが、今回の事件をより一層暗いものにしています。私たちの協議会は重度の障害のある方が利用する福祉施設での仕を志したメンバーで構成されています。仕事をする仲間の中から今回のような考え方を持つ人が生まれたことを直視しなければなりません。
今回の事件報道により容疑者の主張が世間に紹介される状況に対して、私たちは通常の支援の仕事をするだけではなく、それらを打ち消すメッセージを社会に対して発していく必要があります。障害のある人の生活の中に存在する真の幸せについて、障害のある人とその家族が紡ぎだす幸福の形について、施設で生活しながらも地域とつながりながら豊かに生きる姿について、その精一杯の人が時に人の生き方をも変える力を持っていることについて、競争社会に生きている人が忘れかけている人間の本当の価値について、それを日々実感しているはずの私たちが訴えていく必要があるのです。
・・・
「(川崎市)麻生区細山」。
やっと「よみうりゴルフ倶楽部」に到着します。
ゴルフ場内に進んだ都県境は、ここでやっと道路に出てきます。
左手から右手へ。
正面に「よみうりランド」の観覧車が。 ゴルフ場を振り返る。