癒しの森 湯布院(仙人の健康相談室)  


人を、そして自分を癒し真なる喜びをもたらす
   
        人生の生き方を学ぶ 癒しの森湯布院

シルディ・サイババ(バラ・ガンパット・シンピ)

2011-10-01 | シルディ・サイババ

バラ・ガンパット・シンピというババの帰依者は、極めて悪性のマラリアにかかって大変苦しんでいた。彼はあらゆる薬や煎じ薬を試したが、効き目が無かった。熱は少しも下がらなかったため、彼はシルディに駆け込んでババの足元にひざまづいた。ババは彼には次のような変わった処方箋を与えた。

 

「ラクシュミ寺の前で、凝乳と混ぜた一口の米を黒い犬に与えなさい!」バラはどうやってこの処方箋を実行に移したものか分からなかったが、家に帰るとすぐに米と凝乳を見つけた。その二つを混ぜた後、それを持ってラクシュミ寺の近くへ行くと、尻尾を振っている黒い犬がいた。彼は犬の前に凝乳と米を混ぜたものを置いた。犬がそれを食べると、奇妙なことにバラのマラリアは治ってしまったのである。

 


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シルディ・サイババ(ハルダのダットパント)

2011-10-01 | シルディ・サイババ

ダットパントというハルダから来た紳士は胃痛に14年間もの間苦しんできた。どんな薬も効果がなかった。そこで一目会っただけで病を治すというババの評判を聞いた彼は、シルディにやって来てババの足元にひざまずいた。ババは彼を優しく見て、祝福を与えた。ババが彼の頭に手を置きウディを与えると、彼は安らぎを感じ、それ以上病に苦しむことはなくなったのである。

 

この章を締めくくるにあたり、3つの事例を補足として記述しておく。

 

1.      マドハヴラオ・デシュパンドは痔を患っていた。ババは彼にソナムキ(さやつきのセンナ)の煎じ汁を与えた。これが彼を苦痛から救った。それから2年後に痔が再発したので、マドハヴラオはババに相談することなく同じ煎じ汁を使った。すると病は悪化してしまった。しかし後にババの恩寵により癒えたのだった。

 

2.      カカ・マハジャニの兄、ガンガドハルパントは何年も胃痛に苦しんでいた。ババの評判を聞いた彼は、シルディにやってきて自分を癒してくれるようババに頼んだ。ババは彼の腹に触ってこう言った。「神が治すだろう」その時から、胃痛は起こることはなく、彼は完全に治癒したのである。

 

3.      ナナサヘブ・チャンドルカールもまた急性の胃痛に悩まされ、昼も夜も休まるときがなかった。医師は注射をしてくれたが、何の効果もなかった。そこで彼がババのところへ行くと、ババは彼にブルフィ(砂糖菓子)にギーを混ぜて食べるように言った。これにより彼はすっかり苦痛から解放されたのであった。

 

ここで述べた物語は、様々な病を永久に癒す本当の薬はババの言葉と恩寵であり、医薬品ではないということを示している。

 

スリ・サイに頭を垂れよ - 皆に平安が訪れますように

 


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シルディ・サイババ(カカ・マハジャニ)

2011-10-01 | シルディ・サイババ

カカ・マハジャニという帰依者は下痢に苦しんだことがあった。それでもババへの奉仕を休むわけにはいかなかったので、カカはタンビア(ポット)に水を入れてマスジッドの隅に置き、もよおした時はそれを持って出くようにしていた。

 

サイババは全てを知っていたので、カカは病気のことを彼に知らせはせず、ババがすぐに癒してくれると考えていた。マスジッドの正面の舗道を建設する作業にババの許可が下りたのだが、実際の工事が始まると、ババは興奮して大声で叫びだした。みんなが逃げ出し、カカも同様に逃げようとしていたが、ババは彼を捕まえるとそこに座らせた。混乱の中で、誰かがそこにピーナッツの小袋を忘れて行った。ババは一握りのピーナッツを取り出すと、手の中で擦り合わせ、殻を吹き飛ばして、きれいなナッツをカカに与え彼に食べさせた。

 

ババはがみがみ小言を言いながら、同時にナッツを綺麗にむき、またカカにも食べさせていた。ババは自身でも少し食べた。それからナッツがなくなると、ババは喉が渇いたから水を持ってくるように彼に頼んだ。カカは水差しいっぱいに水を持ってきた。するとババは少し水を飲んで、カカにも飲ませた。ババはこう宣言した。

 

「さあ、これで君の下痢は止まった。舗装工事に参加するといい」しばらくして逃げていた人々が戻ってきて作業を始めたので、動くのをやめていたカカも彼らに加わった。ピーナッツは下痢の薬だろうか?現在の医学的意見によれば、ピーナッツは下痢をさらに悪化させ、治すことはないとされている。この場合や他の場合においても、本当の医学とはババの言葉であった。


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シルディ・サイババ(アランディ・スワミ)

2011-10-01 | シルディ・サイババ

アランディのスワミはババのダルシャンを受けたいと望みシルディにやってきた。彼は耳の酷い痛みに苦しみ、眠ることができないでいた。彼は手術を受けたが、回復しなかった。痛みは深刻で、彼はどうしたらよいか分からなかった。彼が家に戻る際にババにいとまごいに来た時、シャマ(マドハヴィラオ・デシュパンド)がスワミの耳の痛みを何とかしてやってほしいと頼んだ。

 

ババは彼にこう言って元気付けた。「アッラー・アッカ・カレガ(神は善を為す)!」それからスワミはプーナに帰り、一週間後シルディに送ってきた手紙に、耳の痛みは和らぎ、残っている腫れ物を取り除こうとムンバイに手術を受けに行ったが、耳を調べた外科医は手術は必要ないと言った、と書いていた。これがババの言葉の素晴らしい効能であった!


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シルディ・サイババ(バプサヘブ・ブティ)

2011-10-01 | シルディ・サイババ

シュリマン・バプサヘブ・ブティは赤痢と嘔吐に苦しんでいた。彼の戸棚は特許の取れた新薬でいっぱいだった。だがどれも全く効き目がなかった。彼は下剤による下痢と嘔吐で非常に弱っていたので、ババのダルシャンを受けにシルディに行くことができなかった。

 

そこでババは彼を迎えに使いをやり、彼をババの前に座らせて言った。「さあ、もう大丈夫だ。下剤は使わなくてよい」そして人差し指を振りながら、「嘔吐も止まるだろう」と言った。さあ、ババの言葉の力を見よ。病は消えて、ブティは良くなったのである。

                                     

別の時に、彼はコレラにかかり、大変な喉の渇きに苦しんだ。ドクター・ピラリがあらゆる処方を試みたが、彼は良くならなかった。そこで彼はババの元へ行き、何を飲んだら渇きは癒え、病が治るのかを相談した。

 

ババは、アーモンドとウォルナットとピスタチオを砂糖入りのミルクの中で沸騰させて煎じるという処方を出した。どの医者も、そんなことをすれば病を致命的に悪化させてしまうと考えたが、ババの命令に盲目的に従い、煎じ出したものを与えると、奇妙なことに病は治ってしまった。


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シルディ・サイババ(ビマジ・パティル)

2011-10-01 | シルディ・サイババ

プーナのタルカ・ジュナール地区にあるナラヤンガオンのビマジ・パティルは、1909年に慢性の重い胸の病を患うようになり、病は遂には結核に進行した。彼はあらゆる治療法を試みたが、効果がなかった。絶望した彼は神に祈った。

 

「ああ、主ナラヤンよ、どうか私を助けて下さい!」私たちは自分たちの状態が良いときには神のことを思い出さないが、大きな不幸や災難に見舞われると神の名を呼ぶ、というのは周知の事実だ。そこでビマジも神の方を向いたのだ。彼はババの熱心な帰依者であるナナサヘブ・チャンドルカール氏に、この件を相談すべきだと考えた。彼は自分の病気のことを詳細に手紙に書き、彼の意見を乞うた。これに対するナナサヘブ氏からの返信には、ただ一つの処方が残されている、それはババの御足に頼ることだ、と書かれていた。ナナサヘブ氏の助言を信頼して、彼はシルディに行く準備を始めた。彼はシルディに行き、マスジッドのババの前に連れてゆかれた。

 

ナナサヘブ氏とシャマ(マドハヴラオ・デシュパンド)もその場にいた。ババは、病は過去の悪いカルマによるもので、邪魔をしてくるのをやめさせることはできない、と指摘した。だが患者は、自分は無力で彼の御許に避難所を求めており、ババは彼の最後の希望であり、彼は慈悲を求めて祈っているのだ、と絶望しながら泣き叫んだ。

 

ババのハートは溶けて彼にこう言った。「さあ、不安は捨てなさい。君の苦しみはもう終わった」しかし憂鬱になって悩み苦しんでいる者は、マスジッドに足を踏み入れた瞬間に、幸福への道を歩いているのである。ここのファーキルは大変親切で、彼は愛と優しさで病を癒し皆を守ってくれるのだ。

 

患者は以前は5分おきに血を吐いていたが、ババの前では全く吐かなかった。ババが慈悲の言葉をかけた時から、病気は快方へ向かっていたのである。ババは彼にビマバイの家に滞在するように言った。

 

そこは便利のよい場所ではなかったが、ババの命令には従わなくてはならなかった。彼がそこに滞在している間、ババは2回夢に現れて彼を癒した。最初の夢では、彼は自分が少年で、詩の授業中に教師の前で詩の朗読をしなかったために鞭打ちにあい、ひどい痛みに苦しんでいた。

 

二つ目の夢では、誰かが彼の胸の上で石を上下に転がしていて、その酷い痛みに襲われていた。夢の中で痛みに襲われた後、彼は完全に治癒し帰宅したのだった。彼はしばしばシルディにやってきて、ババが自分のためにしてくれたことを感謝を込めて思い出しながら、ババの前にひれ伏したのだった。

 

ババは帰依者には、主を忘れないことと、不動の信頼と信仰心以外の見返りは求めなかった。マハラシュトラの人々は2週間ごとかあるいは一ヶ月ごとに、自宅でサティヤ・ナラヤンのプジャを行っていたが、ビマジ・パティルは村に戻ってから、サティヤ・ナラヤン・ヴラタのプジャをする代わりに、サイ・サティヤ・ブラタのプジャを始めたのだった。

 

 


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シルディ・サイババ(マーヤの不可解な力)

2011-10-01 | シルディ・サイババ

ババの言葉はいつも短くて、深みがあり、意味深く、効力があって、よくバランスが取れていた。彼は常に満足していて、何を気に掛けることもなかった。彼は言った。「私はファーキルで、家も妻もなく、何を気にすることもなく一つ処に住んでいるが、避けることのできないマーヤは私をしょっちゅう悩ませる。

 

私は自分のことを忘れているのに、彼女は私を忘れられないのだ。彼女はいつも私を包み込んでいる。この主(スリ・ハリ)のマーヤ(幻想の力)は主ブラフマンさえも悩ませるのだ。それなら私のような可哀相なファーキルは言わずもがなではないか?神の中に避難した人々は、主の恩寵のお陰で彼女の手中から自由になるだろう」

 

ここでババはマーヤの力について語っている。主スリ・クリシュナはバグワットの中でウッダヴァに、聖者は自分の生きている姿であると言っている。ではババが帰依者たちの幸福を願って言ったことを見てみよう。

 

私を礼拝する者は、幸運で、欠点も消えていく。もしあなた方がただ‘サイ、サイ’と言っていれば、私はあなた方を7つの海の向こう側へ連れて行こう。この言葉を信じていれば、あなた方には本当に良いことがある。私は色々な道具を使った八重、十六重の礼拝を必要としない。私はただ信仰心に溢れている場所に休む

 

さあ、サイが彼の元に全てを委ねた人々の幸福のために行った事について見てみよう。

 


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