16葉の クローバ

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弥生・3月

2020-02-01 09:13:38 | 今日子詩集


昨日までの自分に 決別
流れを止めていたのは
他でもない
私自身だった

想い 事柄に絡め取られて
動けないでいた
さようならを 怖くて
口にすることが出来ず

さようならをして
脱皮をして
見に付く全てのものを
剥ぎ落そう

再生はそこから始まる
羽化したての薄く柔らかい
まだ 心もとないその羽根で
飛翔しよう

成長

2020-02-01 09:07:09 | 小泉周二


お母さんのお腹の中で
さかさまになっていた赤ちゃんは
生まれてきたら
横になって寝る

横になってじっとしていた赤ちゃんは
ごろりんと寝返りうって
腕を突っ張って
斜めになる

寝返りうった赤ちゃんは
はいはいをして
前へ進む

高い所へ届きたくなった赤ちゃんは
ひょいと立ちあがり
縦になる

ママきれい

2020-02-01 09:00:25 | 佐藤もも詩集
6時に 王子を迎えに
保育園に行くと
王子が保母さんに
僕のママ 綺麗でしょうという

逢いたい(わたしも) 逢いたいママ
ママに一目散に 抱きついてくる

でも一方 休日いつも一緒だと
ママに 飽き ママを忘れ

保育園では 夕方までママが消える
なんとなく ママきれい?は
今だけなんて 言わないで欲しい

早春

2020-02-01 08:45:52 | 自遊人マサル


春浅い 厳しい寒さが残る
早朝の 遊歩道

東の空が 朝焼けに染まり
小鳥たちの さえずりが始まる

不器用な 鶯も鳴き始め
梅が散り こぶしが膨らみ

寒水仙終わり 春水仙が咲きだし
遊歩道が 彩鮮やかに包まれる頃

日一日と 不器用な鶯が
鶯嬢に 育っていく

雑木林の 名歌手に
足を止めて 耳を澄ます
会話を交わす 早春の朝

2020-02-01 08:12:26 | のりひと詩集
梅は 一花 一花
誠実に 咲き続け
今は枯れて 小さな実に収まった
まるで 線香花火のような花だった

きらびやかでなく
ピンク あるいは白い花びらで
清らかに打ち上げられた 花だった

梅は 春の先駆け
居座り続けた寒さの中
毎日芽生えがあり
開花があり

筑波山の梅園のように
私の心模様に活力を与えてくれた