大地がゆれる 家がゆれる
木々がゆれる 電柱がゆれる
体がゆれる 心がゆれる
人々が 外に飛び出す
大きい揺れ 小さいゆれが続く
不安と 恐怖のゆれが
何時まで続くか わからないゆれ
終わりの無い ゆれが続く
そのゆれは 誰にも止められない
多くの命を奪い 市や町を破壊し
防ぎようもない 自然の恐ろしさ
地球の歴史では 一時の事だけど
募金して 黙とうを捧げるだけの
自分が もどかしい
もどかしい もどかしい
思い出が 時どき
疲れた心を 休める
避難場所に 成るのなら
人はいつでも 無償で
心を 癒すことができる
気が向けば そこへ
何度でも 帰って見よう
泣きたいことがあれば
その場所に座って 周りを見てみる
辛いことがあれば 只今と言って帰り
黙って 母の顔を眺め
そこで昔一緒に食べた 芋を食べる
もうお喋りは出来ないから
黙って風に吹かれ
あの頃の出来事を追いかけ
コンビニで買ってきたお茶を飲む
疲れた心は 自分を蝕んでいると感じたら
思い出を アルバムから一枚一枚捲る
心の一時の 避難場所になるのなら
それは 素晴らしい
過去へのピクニック