花火 2020-07-01 05:50:04 | 今日子詩集 涼しい風が吹き 夜にはもう虫の音が聴こえる 今夏も 夜空に開く大輪 見上げれば 色とりどりの 焔の花が咲く 一瞬の時 大勢の人達が 見守る 様々な 想いを抱きながら 其々の明日を投影する 昨年 一緒に見上げていたあの人 今年こそ見ようと 約束した人 家族 友人 仲間・・・ 今では この夜空に 一つ一つのかけがえのない 星たちとなり 輝く ドーン ドーンと鳴る花火の音 心の奥深く 静かに響く ゆく夏を惜しむかのように 秋の風が 私の背を押す
晩年 2020-07-01 05:42:09 | 小泉周二 ロッキングチェアの肘掛けに置いた手の指先 小刻みに動かしながら 窓の外を眺めて 父は何を考えていたのだろう 60歳になった僕は 気がつくと 父と同じことをしている
スイカの気持ち 2020-07-01 05:30:18 | 佐藤もも詩集 エッチじやないですか? ハレンチですよ! お尻をポンポン叩いて 音を聞き分ける人 撫でる人 熟れ具合を探る人 重さを確認する人 蔕を凝視する人 新鮮さを確かめる人 野菜の直売所は スイカの値踏みをする 食通がいる
100円ショップ 2020-07-01 05:20:32 | 自遊人マサル 非常に便利な 店がある ワンコインで 買える店 老若男女が 出入りする 暇つぶしには 最適だ 消費者を選ばない 品揃え 高級品でないが まず間に合う 何を始めるにも まず百円ショップ 園芸や手芸 始めるときも 学用品 化粧品 日曜雑貨等が 数多く並び ここでしか 買えない物もある たかが百円 されど百円
プラス思考 2020-07-01 05:01:30 | のりひと詩集 お気に入りの 野球帽をかぶり お気に入りのスニーカを 履いて 社交ダンスで鍛えた 姿勢でかっぽしても 若者が 集まる所は 生理的に 避けるのは 自分でも分かっている 幾ら気色をこらしても 仲間に入れてもらえないし 若者には勝てない 年寄りという言葉が グサリ どこからでも 食い込む 中年以降 私が得た物は 何事もプラスの考え方で 心を豊かに 老後を過ごすのが 一番だと思う