16葉の クローバ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

2022-05-01 12:36:27 | 今日子詩集


穏やかな 春の光
遙か 遠く 空が霞んでいる
あの囀りは 何の鳥たちだろう

影だけ落とし
滑るように 雲が行く
掴みところのない形に変化する

もう あの甲高い声も
人を喰ったような面影も
忘れてしまったのに・・・・

それは 光のベールをすり抜けるように
浮上した魚が 飛び跳ねたように
鮮やかに 蘇る

一瞬 情景が振動する

息遣いが 触れた

二歳半

2022-05-01 12:26:59 | 小泉周二


パパ 触ってごらん

プラスチックのブロックをカチヤカチヤやっていた
美空が僕の手を取る
高く長く組み立てられた美空の夢がそこにある
僕は
おお すごいなそらくん
と言って美空にほほえみかける

2022-05-01 12:13:24 | 佐藤もも詩集


久振りに家族と海に来た
私は 青い海を見ています
ただ 黙って見ています
人生
何時も向かい風
海風のように
折り返したら
追い風になるのかな
波音で言葉が通じなくても
潮の匂い
生きている波頭
心が通じれば
それでいいじゃない
毎日
無機質なデスクワークに
追われているんだもの
そんな気持ちから逃げるのでなく
少しの時間でも
家族の気持ちと一緒になれば

コラー

2022-05-01 11:58:02 | 自遊人マサル

コラー
コラー いい言葉の響きだね

いたずらして コラー
畑で遊んで コラー
垣根に昇って コラー

何時も近所の おじさんおばさんが
学校帰りの 寄り道の時も

公園の広場や 遊んでいる時も
何時も子ども達を 見守っていた

自分の子供に コラーと怒れない
自分の孫にも コラーと怒れない

情けない 今の親や祖父母たち
あの頃のおじさんは 何処の子でも
あの頃のおばさんは 何処の子でも
悪いことをすれば 大声でコラー

大切な守っていたよ守っていたよ

素直な言葉

2022-05-01 11:33:39 | のりひと詩集
向かし、街道を往来した旅人は
街道の並木の木陰に、 腰を下ろし疲れを癒やし
「お陰様でした」と、お礼を並木に言い
立ち去ったという
心は、思いつきだけでは生まれてこない
それぞれの、かけがえのない 人生の旅と
円熟した、生き方の実現は「ひと、もの、こと」との
出逢いの積み重ねにより「生きる事」の
頂点へと上り詰める

素直に、心から言葉が出てくる
沢山の他人からの温かい心、尊い教訓
時にはご恩まで 数え切れない親切、
お世話に、何のお返しも済ませていない
こういう心持ちから生まれた
精一杯の心が「ありがとうございました」
すみませんでした
お陰様でしたと、自然に自分の口から流れ出る