16葉の クローバ

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四月

2022-04-01 12:58:58 | 今日子詩集


朝から 空からは細雪
降りそぼる雪
白く霞む空には 朧に春の陽
今日は 三月最期の日

いまだ堅き蕾の桜の枝に
静かに降り積もる

明日から新しい風が吹く
生きるものは皆全て
呼応して 芽吹いてゆく
次の次元へ

変わらない物はなく
変わらなければ生きてはゆけない
変わり続けれことが真実

春の風が翻るように
私たちは 舞い続ける

素敵な贈り物

2022-04-01 11:48:11 | 佐藤もも詩集


王子も大きく 賢くなって
幼児の時に
りすさん  子豚さん かめむしさん かもしかさん
と呼んでいた言葉が 似合わなくなった

県立の進学校に合格して
4月から高校一年生
その先は 外国へに留学したいと話す
毎日塾へ通っている

わたしも それだけけ年をかさねた  
どういう大人に なってくれるのか
楽しみだし わたしの生きがいだ
わたしの王子は いつも
天からの贈り物だと思っている

2022-04-01 11:35:15 | 自遊人マサル


顔には 人の心が現れる

現役の頃の 自分の顔
厳しい 怖い顔をしていた

今は穏やかな 顔になっいぇいると
友人に言われtれ 鏡を見たが
自分には わからない

散歩の出た時 電車に乗る時
あらためて 人の顔を見ると

うつむいて 下を見て歩く人
真っすぐ正面を 睨めつけて歩く人

穏やかな笑顔で 歩く人
人はそれぞれ 心の喜怒哀楽を
顏に写して 生きている

獅子

2022-04-01 11:09:05 | のりひと詩集
人間は我々を囲った檻に
ジャングルを模した緑を基調とした
風景をペンキで描く
セメントで固めた地面は
爪を変形させて
生きる意欲を奪ってゆく
定められた時間に(どさっ)と投げ込まれる餌は
みんなピクリともしない肉ばかり
我々でない誰かが殺した肉は 胃の中に重すぎる

草原を搔い潜り 素早く捕らえた獲物の首を掻いて
飲み込む暖かい血は命の呼応
それでこそ食べる価値があった  

長い間檻の外からこわごわと 見られ続ける我々にも
永遠に馴染めない苦痛がある
動物園から動物園に移動する際の檻から
まごうことない 草原が見えることだ
とりわけ捕らえられた日に見た同じ陽が
木々に長い落日の影を引きずる時だ

これから我々の子孫が揃って落日を見る
瞑目して決して声を上げない
捕らわれる時まで あの雄たけびが
我々の生きている証だったから