遠い秋 2020-09-01 08:57:50 | 今日子詩集 駆け足で 走って来た半年 少しずつ 元に戻り あるものは 復帰は叶わず 其々の秋を迎える 地震 津波 放射能 何が幸いなのか よく分からないまま 焦燥感だけが残る 空は青く どこまでも高い 風は キンモクセイの匂い 閉じ込められていた 想いを 解放す 去年とは違う秋 散り散りになった 環境 人々 そして 心の言葉 震災で 別れた人達 体験することなく 逝った人々 想い出だけが 遠く遙かに・・・
立秋 2020-09-01 08:50:38 | 小泉周二 美空をだっこして庭に出たら 両手を振ってバイバイ始めた そらくん だれもいないよ と言っても美空はバイバイを続ける 少し高くなった空の下 美空は夏にバイバイしていたのかもしれない
プラス思考 2020-09-01 08:39:43 | 佐藤もも詩集 私がいつも使う言葉 「元気」 私がいつも気にする姿勢 「笑顔」 王子はママを見習って毎日実践している だから王子の所に友達が集まる これが毎日沈んだ顔で 辛いの 苦しいの 悲しいの 人の同情をかっていたら 人はたぶん避けて通るだろ 私だってそういう人の所へ行かないし 友達に欲しいとは思わない 王子のように 「元気」を振りかざし 「笑顔」を絶やさない そういう姿勢を貫くから 友達は 「君のとこへ行くと元気になると」 嬉しい言葉をかけてくれる
立秋 2020-09-01 08:30:48 | 自遊人マサル 暦の上では 秋です 暑さの呼び方も 残暑に変り 空には真っ白な 入道雲が浮かび 畦道には 草いきれが香る 野原に アカトンボが舞い コスモスも咲き始め ススキも顔を出し 林や公園に鳴く セミ達も あぶらゼミから ミミンゼミに変り 木々の実も 一段と膨らみ 実りの秋に 備えている 日頃きずかない ところで 季節は確実に 進んでいる
私は宇宙人 2020-09-01 08:11:34 | のりひと詩集 私たちが暮らしている 地球の環境が 順風満帆と 感じられないのなら 時々 自分は宇宙人ではないかと 思うときがある 熱が出たり ジンマシンが出来たり 胃腸が良くなかったり 腹痛に襲われたり 調子が良くないときが多い 身体のどこかに 不調がある 母星では クマムシのように 不死身だったかもしれないのに この地球での 人類の寿命はおよそ100年 やはり人間は 地球の環境に 似合っていないのかもしれない 仮の住まいで暮らしているのかもしれない だから 私は時々宇宙人ではないかと 思ったりもする