ボランティアでは毎月第一土曜日に例会を行っています
各方面で活躍しているお仲間が集まって色々報告し合っています
今月は第一土曜日が祝日で今日になりました
お仲間に【宇野千代顕彰会】の方がいらっしゃいます
宇野千代生誕百十五年もみじ茶会 の案内を頂きました
千代は明治43年(1910)4月山口県玖珂郡立岩国女学校本科(4年制)に入学し
大正3年(1914)3月に卒業した
女学校時代に校友会雑誌に掲載された千代の作文が残っている
1年「秋の山に遊ぶ」 2年「秋の夕」 三年「櫻」 4年「雨来らむとす」
いずれも千代の文才を窺わせるものです
▼ 宇野千代女学校時代の作文 秋の夕
塒(ねぐら)に急ぐ鳥影見えて賎が伏屋のゆうげの煙はほそぼそと立ち昇る秋の夕節面白き虫の音に
うかれ出でヽ我は田舎道をさまよいぬ涼しき秋風たもとをおそいて重き穂たれたる稲の上に黄金の波
をうたせつつ何處ともなく消えゆく小道の側を流るヽ小川夏の夜ならば美しき蛍を度らせたらんに今
はその影だに見えずさんさんたる流れはさも秋のたのしさをうたふが如し岸辺の野菊やさしくひらき
てそのほヽゑめる如き花はさも秋をかたるが如くすヽきのやさしく頭うなだれたるは美しき月のいで
ましをまつらんか
まつほどもなく水の上には鏡の如き秋の満月うつりいでぬあヽその月の美しさよ神々しさよ秋の夕の
萬物はいずれもこの美しき月の光に浴しつヽあるなり
すヽきに葉影にうづもれてそれと姿は見えねども聲ほがらかになく虫の音或るはひくくしばらくは足
をとめて耳をかたむけぬ
足音をきヽつけしか妙なるその音はきこえずなりぬ
虫よ我は汝を捕ふるが如きものにはあらざるよいましばし清きしらべをきかせてよ
あたりしんとして木のまがくれにともしのほかげ見え初めたればさらばよ虫ときびすをかえしぬ
朗々と読んでくださいました
さて転記しようと……難しい~
何回も読み返しました
美しい文章だと思いました
千代の生家は近くにありますが 余り関心がありません
お茶会どうしようかな~
各方面で活躍しているお仲間が集まって色々報告し合っています
今月は第一土曜日が祝日で今日になりました
お仲間に【宇野千代顕彰会】の方がいらっしゃいます
宇野千代生誕百十五年もみじ茶会 の案内を頂きました
千代は明治43年(1910)4月山口県玖珂郡立岩国女学校本科(4年制)に入学し
大正3年(1914)3月に卒業した
女学校時代に校友会雑誌に掲載された千代の作文が残っている
1年「秋の山に遊ぶ」 2年「秋の夕」 三年「櫻」 4年「雨来らむとす」
いずれも千代の文才を窺わせるものです
▼ 宇野千代女学校時代の作文 秋の夕
塒(ねぐら)に急ぐ鳥影見えて賎が伏屋のゆうげの煙はほそぼそと立ち昇る秋の夕節面白き虫の音に
うかれ出でヽ我は田舎道をさまよいぬ涼しき秋風たもとをおそいて重き穂たれたる稲の上に黄金の波
をうたせつつ何處ともなく消えゆく小道の側を流るヽ小川夏の夜ならば美しき蛍を度らせたらんに今
はその影だに見えずさんさんたる流れはさも秋のたのしさをうたふが如し岸辺の野菊やさしくひらき
てそのほヽゑめる如き花はさも秋をかたるが如くすヽきのやさしく頭うなだれたるは美しき月のいで
ましをまつらんか
まつほどもなく水の上には鏡の如き秋の満月うつりいでぬあヽその月の美しさよ神々しさよ秋の夕の
萬物はいずれもこの美しき月の光に浴しつヽあるなり
すヽきに葉影にうづもれてそれと姿は見えねども聲ほがらかになく虫の音或るはひくくしばらくは足
をとめて耳をかたむけぬ
足音をきヽつけしか妙なるその音はきこえずなりぬ
虫よ我は汝を捕ふるが如きものにはあらざるよいましばし清きしらべをきかせてよ
あたりしんとして木のまがくれにともしのほかげ見え初めたればさらばよ虫ときびすをかえしぬ
朗々と読んでくださいました
さて転記しようと……難しい~
何回も読み返しました
美しい文章だと思いました
千代の生家は近くにありますが 余り関心がありません
お茶会どうしようかな~