夫婦仲の良い事を「オシドリ夫婦」って、言いますよね。
果たして、それがホントか? 嘘か?
それについては、検索掛けて見ました。
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すると、二つの説がある様です。
① 鴛鴦(えんおう)の契(ちぎ)りという説
「鴛鴦」とは、雄と雌のオシドリのことです。
中国の戦国時代に宋の康王(こうおう)が 自分の家来である韓憑(かんひょう)の妻を権力で奪い取った。
韓憑は悲しみのあまり自殺してしまいました。 妻もまた、後追いするように自殺してしまいました。
民衆たちはこの2人に深く同情したました。 しかし、康王は死んだ2人のお墓を
わざわざ向かい合わせにつくらせたそうです。
「もし墓を1つに合わせられるなら、やってみるがよかろう」 と嫌味を言い放ったのである。
ところが、一晩たっただけで、梓(あずさ)の木がそれぞれの墓から生え出てきたのです。
さらに10日後、2つの木の枝がつながり、根は1つにからまり合ったそうです。
見事にふたりの墓は2つに合わさったそうです。 その後、この木の枝の上には、
ひと番(つがい)オシドリが棲みついたそうです。 これが「オシドリ夫婦」の由来だとする説。
『唐詩選(唐代の漢詩選集)蘆照隣』より。
② 思い死ぬ鳥という説
オシドリはつがいの片方が捕まえられると、 もう片方は「相手を思い」
悲しみの果てに死んでしまうと言われています。 この「思い死ぬ鳥」という言葉が略されて、
【オシドリ】 という名前が付けられたと言われています。 そして、それだけ愛し合っているという意味で
【おしどり夫婦】という言葉が生まれたという説。
オシドリの本当の生態とは? このように「愛情深い」象徴として使われるオシドリですが、
本当の生態も実際にそうなのでしょうか?
オシドリのつがい(番)は毎年春になると 巣 をつくるために 適当な場所を探します。
そこではちゃんと役割が決まっています。 樹の巣穴をつくるその場所を決めるのがメス。
巣穴に羽毛を敷き詰めたり居住環境をつくるのがオス。
そして、交尾が終わるとオスはそそくさと巣から出て行きます。
巣を出てからは近くの池や川で暮らします。 一方のメスは巣穴のなかでじっと卵を守り続けます。
メスが巣穴のなかにいる間、オスは他のメスにちょっかいを出したり けっこう、浮気もするようです。
メスはメスで卵にしか関心がなくて孵化(ふか)したあとも オスはそのヒナに近づくことはなく、
メスだけで育てるそうです。
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まとめ
夫婦仲の良い事を「オシドリ夫婦」と言いますが、、、、、ほんまもんのオシドリの 雄 雌 は、決して
絵に描いたような、仲良し夫婦では、無いようです。