タカちゃんの絵日記Ⅱ

日々の何気ない感動を、好きな絵や音楽、写真や動画などで綴ります。

   白鳥(しらとり)は かなしからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ : 若山牧水・・・・・♪ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)「白鳥の湖」全編♪

2023-10-16 15:02:44 | 日記
白鳥(しらとり)は かなしからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよふ : 若山牧水
今日のお題は私の好きな歌人:若山牧水の短歌から ~白鳥(しらとり)~ としました。
 

この歌の作者は、「若山牧水(わかやまぼくすい)」、出典は『海の声』『別離』です。

牧水は、明治期から昭和時代前期にかけて活躍し、酒と旅と自然を愛した歌人として知られています。

幾度となく訪れる苦境や孤独に苦しみながら、その生涯を文学にささげ、自然文学主義としての短歌を追及しました。

平易で親しみやすく、人間や自然への溢れる想いを詠った作品は、今なお広く愛誦されています。

 現代語訳と意味(解釈)

「白鳥は哀しくはないのだろうか。空の青色にも海の青色にも染まらずに、真っ白な姿のまま漂っている。」

という意味。

白鳥の漂う姿に自身の心情を託しながら、その状況を自然を用いて表現するという牧水らしさを感じさせる 秀 歌

 

文法と語の解説

  • 「白 鳥」

読みかたについて、「はくちょう」か「しらとり」かで様々な議論がなされてきました。  初出雑誌『新声』(明治40年12月号)では「はくてう」とルビがうたれていますが、後の『海の声』では「しらとり」に改作されています。

 

この事について佐佐木幸綱氏は、「はくちょう」は印刷上の不備ではないかと指摘し、今日では「しらとり」とする説が一般的です。

 

また、海辺に出会う白い鳥ということを考慮すると、この歌での「白鳥」は「かもめ」とも考えられています。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
ウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)「白鳥の湖」全編
 
 

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