『古楽』とは音楽作品を、それが書かれた時代や場所に戻して演奏する思想の事だそうです
書道にも当てはめることができます
千年前の書を臨書する時、単に『美しいから書き写したくなる』とか『凄いから!』とかはストレートなきっかけですが、それが書かれた時代背景を知る事は重要です
『古楽』では当時の楽器を使う事も必須要件だそうです
筆、紙、墨、硯、いわゆる文房四宝を全て当時ものを使う事も必須ですが、千年単位となると博物館から引っ張り出してこないと無理ですね
しかし、知識として蓄えておく事はできますし、それが系統立てて組み立てられていれば自分の書道のバックボーンになります
『温故知新』ですね
私は『今現在』に興味があります
私が『今現在』を表現できるのは作品レベルではないけれど文章ならこのblog
作品レベルなら書とドラムでのバンド演奏です
バンド演奏は30年前に皆で作った楽曲を飽きもせず三十年後の今も演奏しています(笑)
それは『古楽』ではなくて『今楽』と言ってよいかどうかはわかりませんが、作者が生きている間に時代も作者本人も変わり、それゆえに必然的に新しい曲を作ったり演奏したり、あるいは断筆したりしてきたのだと思います
いつまでも同じってわけにはいかないですからね
飽きちゃうし〰️
書は勝手気ままにやれるところが嬉しいですね
筆を持ってからもう60年以上経ちました
ほぼ鉛筆を持った時期と変わらないスタートですが、今では硬筆を持つよりずっと多く毛筆を毎日の様に持っています
まだまだ書技上達している実感があるのはこの歳になっても励みになるのはありがたいことです
貪欲なんでしょうかね?
なんでしょうね、、、
私は今ある道具を使って今を書きたいです
古の言葉や文を使ったとしても、『今』を『今の私』で書きたいです
私の手元にあるのは『修作』の山
作品制作はいよいよ人間が練れてきたなと実感できる頃からで良いかなと考えています
先が長い分、力蓄えておけますね(⌒▽⌒)