最終段階に入らないと、中々わからない事ですが、やはり人生は短い。
生まれて30年間は出会いとその取捨育成、人間の基礎づくりに費やしてきたように思います。
30年もかかってしまったのは、わたしの楽観的で計画性の無い性格によるところでしょうね(笑)
そのあとの30年は音楽の仕事に全力で取り組んできました。
30年の間なんとかやってこられたのは、仲間に支えられ、そして運がよかったと言わざるを得ません。
わたしのチカラでなんとかなった事なんて、最初の種まきと、それから30年間の水遣りだけです。
日照りになれば水を多くし、雨降りが続けば土が流れないようにしたぐらいです。
なるようにしかならないし、かといって何もしなければ、別の道へなるようになっていくのです。
結局、思った通りにの結果にはならないけれど、努力をすれば大まかそっちの方向にはなんとか姿勢を変えることぐらいはできる。
姿勢が変われば、波や風、潮目を見極めて、ゆっくりと動き出すこともできますからね。
諦めず、焦らず、結果を急がなければ、多少辛いことはあっても、それを乗り越えるだけの価値があるのが仕事ってもんです。
もし辛いだけなら、別な道を選び直せば良いのです。
それだけです。
でも、短気は損気。
焦ってはいけませんよ。
さて、これからの30年は、基礎づくりの30年間で培ってきた物を、再始動させていく事になります。
60年かけて、ようやく計画的になれました(笑)
これまでの60年間を見つめ直すことで、自分は何をするために生まれてきたのかを、ようやく知る事になったのです。
長っ!
時間かけすぎっ!
これからの30年間も、新しい事にチャレンジしていかねば。
辛い事や悲しい事があったとしても、それを凌駕する素敵な出会いがあるはずですからね。
『出会いを求めて』って文字にすると、なんだか変だなぁ〜(笑)
でもね、人も含めて、何かと出会う事以外に楽しい事なんでありませんからね。