『これって、監督の作戦勝ちだったんじゃないかな?』と思わせる結果に、唸ってしまいます。
控え選手6人を先発にしたのですから、戦力低下は否めません。
それでも、引き分けなら決勝進出できますし、主力級選手六名を休ませることができる。
負けても決勝進出する事を想定していたのだとしたら、これはすごい!
でもこの作戦、サッカー解説者達には分かっていたのではないでしょうか。
なぜなら、
『先発6人も代えて大丈夫なのですか?』
と言う質問に対して、サッカー解説者の誰もが『選手個々の調子や疲れを優先しての事でしょう』と一様に歯切れが悪かったからです。
打ち合わせできていたかのように、あの松木までもがそんな調子だったのですから、もうこれは監督がワールドカップ優勝を狙っての予定通りの作戦であったことを意味しています。
ワールドカップ優勝を狙っている?
『複数のポジションを守れるオールマイティな選手を選ぶ』と監督は言っていたときから見てえいたことなのです。
つまりそれは、短期決戦であるワールドカップで勝ち登って行くには、控え選手も含め全員が試合に出るレベルである事を意味します。
前回大会の覇者ドイツは、そのスタイルで優勝したのです。
個人技に劣る侍ジャパンが、サッカー強豪国に勝つには、チーム力で勝つしかありません。
昨日控え選手6人使った日本チームは、7月2日のベルギー戦をベストメンバーで戦えます。
ベルギーに勝ったら、次は7月6日にブラジルとメキシコのどちらかと戦い、そこで勝てば、7月10日、15日優勝決定戦となるのです。
約二週間の間に、4試合死闘をしなければならないのは、日本だけではありません。
体力あるメンバーを先発に回し、前半をイーブンで折り返し、後半に実績あるベテランを投入して相手の注意を引きつけ、そこにできた隙間を利用して得点する闘い方が、侍ジャパンが勝てる唯一の道である事を、監督だけでなく選手全員が理解していることが、今回の日本チームの素晴らしいところだと思います。
今回の侍ジャパンは、ワールドカップ優勝を狙っています!
まずはベルギー戦突破ですね!
ベルギーとは過去、2勝2敗1分けの対戦成績だそうです。
期待できますね!