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ptexlive-20110322 (Ubuntu 11.04, 32 bit)

2011-08-05 17:16:04 | Linux
FedoraからUbuntuに乗り換えて久しいが,やはり再びptexliveのお世話になることにした.Ubuntuのptex-binは文字コードがEUCでなければならず,UTF-8で書かれたファイルは処理できなかったのだ.

ptexliveをインストールするにはコンパイラなど開発環境が必要である.Fedoraであれば
development-tools
development-libs
patch
libXaw-devel
wget
fontconfig-devel
を入れておけば問題なかったのだが,Ubuntuでは何をインストールしたら良いのか分からず途方にくれていたところ,達哉んさまのブログ記事を見つけた.
達哉ん書斎 ~ほぼ毎日更新~: Ubuntuにptexliveという選択

これによれば,ptexliveのページの動作報告93を見ればよいらしい.報告者の方が添付ファイルとして上げてくださったptexlive.zipを解凍してディレクトリptexlive/を作り,そこにptexlive-20110322.tar.gzを解凍してディレクトリptexlive-20110322/を作り,さらにTeX Live 2009のisoイメージを置き,あとは
$ chmod +x ubuntu_ptexlive.bash
$ sudo ./ubuntu_ptexlive.bash
とやればよいようである.このスクリプトは,ptexliveのインストールに必要なパッケージのインストールから,TeX Live 2009のisoイメージをマウントしてインストールし,さらにはptexliveをコンパイルするところまで一気にやってくれる.ただし,インストールに必要なファイル一式の入ったディレクトリptexlive/は/tmpに置いておく必要がある.

私は,ptexliveのコンパイル過程をroot権限でやるのが少し気持ち悪かったので,TeX Live 2009のインストールが終わったところでスクリプトubuntu_ptexlive.bashを止めて,あとは普通に
$ make
$ sudo make install
として無事にインストールが完了した.

ちなみにptexliveのソースファイルはいつものところからptexlive-20110322.tar.gzをいただいてきた.

なお,makeの途中(8test.sh)で
[CVE-2007-0104] test
CVE-2007-0104 is not fixed.
make: *** [stage8] エラー 1
なるエラーが出るのは相変わらずだったので,再び動作報告/99にてchocolatさんが書かれていたように,8test.shの225行目を
if ! $BIN/pdflatex xpdf.tex 2>&1 | grep "recursive calls" > /dev/null; then
から
if ! $BIN/pdflatex xpdf.tex 2>&1 | grep "Loop in Pages tree" > /dev/null; then
へと変更して対処した.
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