弐千円札よ永遠に

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二千円札はバリアフリーを阻害しない

2010-08-01 10:40:00 | 弐千円札/論説
二千円札の普及を妨げる要素の一つとして,二千円札は「バリアフリーを阻害する」「視覚障害者への配慮を欠いている」と叫ぶ人々の存在がある.二千円札の寸法(横方向)が五千円券と2 mmしか違わないということで,券種の識別が困難だというのだ.これについては「二千円札 バリアフリー」などというキーワードで検索すれば,いくらでも関連するページが表示される.

私は長い間,そうした意見はある程度真摯に受け止めざるを得ないと考えてきた.わが国で障害者(ここは「障がい者」と書くべきか?)への配慮を欠く発言をすれば,それこそ袋叩きである.

しかしながら,琉球銀行のウェブサイト内にある1ページが,私に再び勇気をもたらしてくれた.つまり,「二千円札がバリアフリーを阻害する」とか「二千円札は視覚障害者への配慮を欠いている」というのは誤った認識であることが分かったからである.

以下のページをご覧いただきたい.
二千円札普及促進
そこには『目の不自由な方が識別できるように、ざらつき感のある点字の「に」をデザイン化しマークしています。』という一文がある.

具体的には,表面の右下と左下にある,縦に並んだ3つの「●」がそれである.触ってみてかなり分かりやすい.同じように,千円券には左右下方に「ー」,五千円券には同じく一個ずつの「●」,一万円券には左下に「┗」,右下に「┛」という識別子があるが,二千円札のそれが一番触ってみて分かりやすい.

要するに,紙幣を識別する方法を少し変えてもらうだけで,<二千円札は視覚障害者に一番やさしい紙幣>になるのである.これを踏まえ,二千円札大使諸氏には,これからも勇気と信念をもって二千円紙幣流通促進活動に励んでいただきたい.

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