弐千円札よ永遠に

Remember the 2000-yen bill!

2000円札なぜ目にしない?

2010-06-13 20:00:00 | 弐千円札/論説
2010年6月12日(土曜日)の日本経済新聞の「NIKKEIプラス1/子どもニュース/エコノ探偵団」に標題の記事があった.2000円マスターさんが日経を読まなくなってしまった今,この記事については私が触れなければならない.

さて,乱暴に要点を箇条書きにしてしまうと以下の通りである.
+ 理論上,二千円札は利便性が高く,もっと普及するはずである.
+ 普及しない理由
- 日本には2のつく貨幣になじみが薄い
- 人は財布の中に入れる貨幣の種類を少なくしたがる
- 紛らわしいと不評

この記事の中で,法政大学の平田英明准教授による「財布の中で分かりやすいよう,人はお金の種類を少なくしがちです」という一文があった.英国では上位3種類の紙幣で全体の93%,同じく米国では81%,日本では一万円札と千円札で八割以上という数字も掲載されていた.ここから乱暴な推論をしてしまうと以下のようになる.

+ 日本人はなじみの薄い2のつく貨幣に10年経っても馴染むことができない
+ 日本人は紙幣を二種類までしか使いこなすことができない

推論の過程が乱暴であるとは言え,この結論には目を背けたくなる.これではまるで日本人がバカだと言っているようなものではないか.それでよいのか?否!ならば今こそ我々は二千円札に馴染み,使いこなさねばならぬ.

新たなるものを受け入れ自身の血肉とする気概こそが,今の我々に欠けており,なおかつ必要とされているものなのである.ゆえに私は使う.二千円札を.根こそぎに,容赦なく,断固として.

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