今日は鎌倉へ行きました。
私は、少し疲れたり、気持ちがすっきりしなかったり、静かに考えたい時、
一人で鎌倉に行きたくなります。
お寺をまわって、海を見て、自分と対話します。
最寄り駅から1時間20分ほどで行ける鎌倉は、ちょっとした一人旅にぴったりな場所なのです。
電車に乗って、ゆったりとした洋楽やJAZZを聞きながら、北鎌倉へ。
紅葉が楽しめるという円覚寺へ向かいます。
ところどころ紅葉していました。
歩いて奥まで行きました。国宝の舎利殿もチェック。
お抹茶を楽しめるところも円覚寺の敷地内にあって、青空を見ながらほっと一息。
観音さまに今日の日帰り旅の無事を祈願しました。
北鎌倉には古民家ミュージアムという美術館があります。
古民家を改装して、美術館になっています。５００円という手頃なチケット価格なので、立ち寄ってみました。ここに来たのは２回目。
今回はちぎり絵の展覧会をしていました。
一瞬写真かな？と見間違えるようなリアルな仕上がりの絵でした。
日本の田舎の風景や鎌倉の景色、女性、などの絵で、とても素敵でした。
絵葉書を購入しました。
一人のいいところは自由気ままに過ごせるところです。
ランチは近くの茶房「花鈴」で。稲庭うどんとみたらし団子のセットです。
うどん、とっても美味しかった。
午後は江ノ電に乗って長谷へ向かいました。
今日の一番の目的は、長谷寺で写仏をすること。
写仏とは、写経と同じようなもので、お経の代わりに薄く印刷されている観音さまの絵を筆でなぞっていくものです。
集中することで、無心になれるので、とても気持ちがすっきりするのです。
今日は日曜日で天気もよく、紅葉日より。前回来た時は平日だったので、その時とは比べ物にならないくらいたくさんの人で賑わっていて、写経・写仏のできるお堂もこんでいました。
私は運良く待たずに写仏をはじめることができました。
一本一本の線を丁寧になぞっていきます。
心が清められていくような感覚になります。
途中で、お坊さんがお堂に入ってきて、写経・写仏について話をしてくれました。
写経・写仏は修行の一つです、と。
集中力を養うことで信じる心を鍛えているのです、と言っていました。
神様を信じる、ということだけを言っているのではなく、自分を信じる、誰かを信じる、信じることは生きていく上で大切なこと、でも信じ続けるのは難しいのだ、だから鍛える必要があるのだ、ということでした。
写仏の用紙には願い事をかくスペースがあり、想いを込めて、書きました。
全てを終えて、出来上がった写仏を観音さまに奉納。
気持ちがなんとなくすっきりしました。
2年前に写仏をしたときは「人生を一緒に生きていける人と出会いたい」と願掛け。
その２日後に主人と知り合いました。
ちゃんとそのお礼をお参りしてきました。
そして絵馬で新たな願掛け。そのあとおみくじをひきました。
やったね、大吉！「時間を無駄にせず、努力を続ければ願いは叶う。」
がんばります！
そのあと海を見に行きました。
もう夕暮れで、とても綺麗だった。
波の音を体に染み込ませる。
疲れると、どうして海が見たくなるんだろう。
いつまでも見ていたい気持ちになりました。
そのあと、鎌倉駅に戻り、軽くお茶や買い物をして、家路につきました。
とても穏やかで、心が軽くなった日曜日でした。
