先日3年振りに母に会うため、実家の秋田県へ行って来ました
86歳になる母は、3年前は年相応の雰囲気で、健康館という老人が自由に集まってお茶をしたり、縫い物をしたり、温泉へ入ったりする場所へ自分で車を運転して通っていました
「何か作って欲しい物はないかい?」「退屈だからね~」と言っていたので、かごバックや、レッグウオーマーや寒がりな私のために靴下カバーなど色々な物を作ってもらい、何でも出来る母が大好きでした
母は旅行も好きなので、北海道や沖縄へも一緒に出掛けて、楽しい思い出が沢山あります。
だけど、このコロナ禍でなかなか逢うことが出来ず、特に秋田県は色々と規制があり"県外の人とあった場合は、2週間は公共施設への立ち入りは禁止!”となっていて、母は「逢いたい~!」「何で会いに来てくれないの!」「母さんのことはどうでも良いの?」「母さんが宮城県に行こうかな?」なんて毎日何度も電話やメールが来て、さらに我が家へFAXまで送って来るようになりました
そして何度も同じ話を繰り返し言うようになり、車の鍵を無くしたり、免許証を無くしたり、反対車線を車で走るようになり…車は返上。
今度は「何で車を運転しちゃダメなの!」「免許証を返して!」と周りの皆にだだをこねるようになりました
私は何度か「逢いに行けないかな~」と相談しましたが、そうなると母の一番の楽しみの健康館へ2週間行けなくなり…それは母にとって辛いだろう…と
先日、母が帯状疱疹になりとっても辛かった様で「体がしんどくて…死にそうだ…」と本人が言うので、私は思いきって秋田へ行って来ました
東北道路を走り、車で4時間やっと秋田へ到着!
実家は4世代同居で、皆に迷惑が掛からないように、母を連れて二人で秋田市内の温泉へ
母はとっても喜んで「美味しい物食べようね」「その荷物、母さんが持ってあげるよ!」なんて、今まで電話で聞いていた声と違い、とってもイキイキとして楽しそうでした
次の日の夜、母はベットの脇で転び あららら…捻挫かなと思ったけど、一応心配なので近くの整形外科へ!すると…「小指が骨折しています!」「今からギブスを作ります」だって え~ ヤバイ
せっかく、母のため皆のために来たのに~迷惑を掛けちゃう
怪我はあまり酷くなかった様で、薬は無く、通院の必要も無かったのでホッ
母は足をあまり痛がらなかったので、そのまま温泉で3日間過ごし帰宅。
母は「会えて楽しかったのんびりしたよね~」と喜んでくれて良かったけど、久し振りに逢った母は、やはり以前とは違いアルツハイマー型認知症だと感じました。
帯状疱疹で出た湿疹を見るたびに「これどうしたんだろう?」「足はなんで痛めたんだっけ?」「薬は飲んだかな?」「あ、携帯が無い?」「財布どこだっけ?」とずっと捜し物をしていました
私は余裕があったから一つ一つ説明したけど、忙しい家族にはそれは大変な事だろうと思います。
母はますます忘れやすく、気持ちの起伏が激しくなったり、怒りっぽくなったりするでしょう。今後の事が心配ですが、見守るしかないな~と感じました。
結局"県外の人と会ったから1週間は健康館には行けない!”と社協からハガキが来たと兄から連絡が来て、あらら… 何だろう 海外でも無いのに
本当に秋田は変だ!! バッカみたい!!ってがっかりしました