Sbagliando si impara. (間違うことで人は学ぶ。)

イタリア語の勉強に、nonna ひとりでフィレンツェへ。自分のための記録。

法隆寺野外オペラ「トロヴァトーレ」

2023年05月29日 | 日記
4年ぶりに、イタリアから著名な歌手、オペラオーケストラ、合唱団、演出者etc.を招いての
野外オペラを鑑賞しました。
新型コロナのパンデミックで、世界中の往来が難しくなりましたが、日本でも新型コロナ
ウイルス症が5類感染症に移行され出入国が緩やかになり、やっと開催出来たようです。
     

世界最古の木造建築「法隆寺」での上演、恐れ多くも何という贅沢なセットアップ。
G.ヴェルディの「トロヴァトーレ(吟遊詩人)」 
三角関係、愛憎渦巻く復讐劇!  複雑~~~!

 
19日のチケットを購入していたのですが、なんと当日は朝から雨で中止になりました。
そこで、最終日21日のチケットを再度購入しました。
天気も良かったので、カーテンコールまでしっかりと酔いしれました。
 (最初から中止の場合はチケット料金は返却されるので、後日ネットで手続きを
   済ませました。7月以降に順次返却されるようです。)
 
 数年前の平城京跡、大極殿前での「トゥランドット」は2幕の途中で雨が降り出しました。
 雨が止むのを待っていたのですが、そのうち止むどころか土砂降りの雨となり、中止とな
 りました。 この時もmio maritoと一緒でした。ひょっとして雨男??
 一番聴きたかった「Nessum Dorma. (誰も寝てはならぬ)」を聴けず、その夜は寝られま
   せんでした。

   開演前のオーケストラ
         

大講堂を借景とし、ステージが設営されてました。
正面:大講堂 左:五重塔 右:金堂
 
      五重塔
         

6時30分、開演を待つ客席の上空で何とウグイスの鳴き声が、まだ明るい静寂の中に
美しく響いたのです。それも、完璧なひと鳴きで♡
その鳴き声を開演の合図かのように、オーケストラの演奏が始まったのです。

陽が落ち、闇に包み込まれると大講堂が紅色に染まり、より一層幻想の中へ。
光と闇を最大の舞台装置として演じられ、余分なものに気を取られることなく
歌手の美しくも力強い歌声に魅了されました。

また、国宝の薬師三尊像も出演者となり、情景により朱色、あるいは白銅色に染まり
堂々たる名演技でした(^_-)~♡

カーテンコールでは手が痛くなるほどの拍手喝采とスタンディングオベーションで、
出演者を迎え、称えました!
 

国宝や重要文化財に囲まれた法隆寺ですので、設営時やリハーサル時にはお坊さんの監視が
厳しかったようです。 でも、リハーサル中には、笑顔と笑いもあったとのこと。

満ち足りた気持ちを抱いて、帰途へ。
徒歩→JR.法隆寺駅→JR郡山駅→徒歩→近鉄郡山駅→近鉄高の原駅→バス

家の鍵を開けると23時前でした!
その夜は、グッスリと夢の中へ♪~~♡


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