10月16日~17日、初日は新大阪から9時台の新幹線に乗って「三原」まで。
三原港から「せとうち島たびクルーズ」へ。

「ジパング倶楽部ーおとなび」の「三原港発、西向きクルーズ」ツアーに参加です。

高速船でのクルーズ

「三原港」からは「うさぎ島」として有名になった「大久野島」へのフェリーも出ています。
かつては、毒ガス兵器を製造していたことから「毒ガス島」と呼ばれ、その歴史を探訪する
為に人々が訪れていたそうです。
この島のうさぎは、地元の小学生に飼われていたウサギが放置され、今は900匹以上になっているそうです。
夏期は特に多くの観光客が訪れ、餌に困る事もなく、また暑さでぐったりとして寝てばかりなので、
訪問お勧めの時期は、1,2月だそうです。
自家用車で行かれる人は無料駐車場のある「須羽港」から。

いよいよ、乗船。

2階のデッキに上がると、船の時速50kmのせいか風が強く吹き飛ばされそうでしたが、瀬戸内海の
穏やかな海と島々が直に感じられました。
日本最長の斜張橋で、鳥が羽を広げたような美しい「多々羅大橋」。

穏やかな海面に鮮やかな白波を立てながらさっそうと快走する高速船

寄港地のひとつ「大崎下島 御手洗」で下船
「米倉」: 船を直接着け、お米等を荷出ししていたそうです。

江戸時代の防波堤「千砂子波止」

「七卿落遺跡」 クーデターによって破れた倒幕派の公卿のうち、三条実美ら七卿が長州に引き返す
途中に庄屋「竹原屋」で旅の疲れを癒やしたそうです。

「この竹原屋にオランダ人が駐在して、薩摩藩等と武器の密貿易もしていた等、御手洗港は明治維新の
陰の舞台ともなった」と島のボランティア案内の人から説明を受けました。
元薩摩藩船宿「脇屋」

伊東忠敬が泊まった町家、明治の時計屋さん等々見所いっぱい!
元映画館「乙女座」


呉市重要文化財指定 「旧金子家」:様々な賓客を接待するために建てられた屋敷の
茶室を見学しました。見学料金は200円
露地

お殿様の茶室への出入り口

下々のための(^^;)茶室の躙り口

機嫌が悪く泣き叫ぶ赤ちゃんをお守りしながらのおじいちゃんの説明でした。
金子家の子孫の人かな?
歴史の香りがあちこちに漂い、興味深く去りがたい島でした。
再び高速フェリーに乗り、下蒲刈島へ。
江戸時代、朝鮮からの使節団を迎える広島藩の接待所に定められた海の玄関口だったそうです。
江戸時代に築かれた雁木。かつて朝鮮通信使一行も、この雁木を使って上陸したそうです。

4つの資料館のある「松濤園」


蒲刈大橋

小さな渦潮が幾つも見られました。