Sbagliando si impara. (間違うことで人は学ぶ。)

イタリア語の勉強に、nonna ひとりでフィレンツェへ。自分のための記録。

緊急事態宣言発令

2021年04月25日 | 日記
令和3年4月25日(日)から5月11日までの期間、東京、大阪、兵庫、京都に
「緊急事態宣言」が発令されました!
変異型コロナが蔓延して、感染者が倍速で増えているようです。
COVID-19は何処へ? ウイルス界も弱肉強食の世界?

「新型コロナウイルス接種ワクチン」のお知らせが高齢者に
届きました~!
コールセンターへの電話も、予約サイトの受付もすんなりとは
繋がらないのでしょうね。

今日から「イオンモール」は、スーパー以外のお店は全部閉まってます。
このモールは、横断歩道を渡ったらお隣の奈良市という県境に位置してます。
その為、イオンの直ぐ隣にある近商は、いつも通りに全ての店舗が営業している
という面白い状態です~😐 

昨夕、読書用の眼鏡がmio maritoのお尻の下敷きになり、悲惨な状態に。
本を読みかけ中に、うっかり眼鏡をチェアーにそのまま置いて◎◎に用足し
に行ったのがウンの尽き!
カープファンのmio marito がニュースに気を取られ、その特等席にそのまま着地!
 左の耳掛け部分があああああああああ~!

言うまでもありません、今日のお昼過ぎまで鬱々。
薄っぺらくぺっちゃんこに折りたため、お気に入りだったのでーーー

でも、mio maritoがウオーキングを兼ねて、眼鏡屋さんで直してもらい、
持って帰ってくれました(^^) molto grazie!!    完璧! 気分は急転換♥

     
また、カープが巨人にすごい勝ち方をして、mio maritoも上機嫌😍 
二人とも、めでたし、メデタシの1日でした!

本棚の中の2冊

2021年04月23日 | 読書
桜の花がハラハラと散ってしまった後、白い花を付けたハナミズキが満開!
     
アメリカに桜をプレゼントしたお返しに頂いたアメリカンハナミズキ。
日本とアメリカの友好にも一役買って花を咲かせてます。
 
 サツキの花も鮮やかに今が盛り。
 
 
変異型ウイルス蔓延状態で日本はどうなるのかしら???
自粛生活2年目、体重も血糖値(糖尿病予備軍)もストレスも上がり、
そのためか免疫力は下がり、謎のアレルギーで赤い発疹が3回も発症。
あああああああ~~😩 

角田光代さんの作品、「幾千の夜、昨日の月」と「いつも旅のなか」
角田さんといっしょにバックパックを背負い、世界中を旅しました。
 
子供の頃、夜は大人のもので、子供の自分には夜は無かったーー
と思ってた彼女。初めて旅する異国に、夜、到着し緊張と心細さ。
私もフィレンツェの空港に着いたのが真夜中、大きな旅行カバンをゴロゴロ
引いてタクシー乗り場に。読みながら、「分かるよ、分かるよ」とーー。
モロッコでの低級安宿宿泊話、赤道線は赤い線があり、飛行機の中から見える
ものと思っていた彼女、砂漠で見た飛行物体のような馬鹿でかい月、
寝台列車の中での思わぬ逸話、国境でのハプニングには大笑い、
予約さえしないで安宿探し等々、体力勝負の旅、到底無理な私には超興味津々!
「トレッキングとウオーキング」がごちゃごちゃになっていて、
それは々、ハチャメチャな世界旅行でした!

2冊とも短編で書かれたエッセイ。バックパックでの女ひとり旅!

コロナ禍で旅行は当分お預けの今、読むにはmolto bene, benissimo~!!!
とにかく楽しく十分満足した旅でした!!!!!!!!!!!!

「大きな鳥にさらわれないように」川上弘美

2021年04月13日 | 読書
関西地方にコロナ感染者増加が止まらない。
京都は4月12日から5月5日まで「まん延防止条例」が発令されました。
もう少しと思いながら、外食もしないで自粛生活をずーとしてきたのに、
また・・・。どうしたもんだろう??ワクチン接種してからちょっと気を
緩めてもいいかしら??  ダメダメ! ここからが大事!

「大きな鳥にさらわれないように」でファンタジーの中へ。
         
最初から不思議な話でした。何回か結婚をし、子供を50人も育てた、
子供たちの成長が早くて、生後三ヶ月で十分幼稚園に通える、
古文書の中に「日本」という国もあり、他にたくさんの「国」があった
と書かれていて、工場で人間や食べ物を作っている、「わたし」が何人も
いるとか、・・・。

大戦やらテロ、汚染物質拡散等で絶滅した人類の物語のようでした。
人類が急速に絶滅に近づいていることを認めようとしないことを、人工頭脳
は慈しみの心で見守っていました。この時代の人工頭脳は人類よりも優って
いるのでは? ひょっとしたら人間よりも人間だったかも知れません。
「人間は自分が信じたいことしか信じない。」

数千年以上の個体を繰り返しクローン発生させた人間。
その内に人間の細胞さえ無くなり、他の動物・・・鯨、カンガルー、牛、兎、ねずみ、
馬等から人間のクローンを製造し、交合し合い人間を増やす、だから、イギリス人
とか日本人とかでなく鯨由来、羊由来とか○○由来と呼ばれていたんだと分かりました。
人種差別の起こりようがありませんね・・飛躍しすぎかしら?

新しい遺伝子をもち、進化してゆく可能性のある人間が生まれていく為に、
集団毎に完全隔離し、それらを観察し、記録するクローン人間である見守り
各集団の村に置きました。各集団は他の集団の存在さえ知りません。
争いや妬みも格差もなく穏やかに暮らしています。
でも、地域隔離を行ない始めて数百年後から変異個体が現れ始めたようです。

最終章「なぜなの、わたしのかみさま」では、エリとレマの二人の人間だけ
が残ったとーーー。でも、この二人もクローン人間・・・。
レマは自分の中に「昔、人間だったという気配(僕)」を感じ、エリはクローン
発生で生まれた自分自身の、元の細胞を持っていたのは「どんな人間だったのか?」
との思いから、他の人間に会いたくて「人間発生」を始める。
「最初はいつもささやかな始まり方をしてきた。」とどこかに書かれていました。

人類が絶滅に向っているころ、宗教、哲学、思想も人類はほとんど失っていました。

最終章の最後の最後に「あなたたち。いつかこの世界にいたあなたたち人間よ。
どうかあなたたちが、みずからを救うことができますように。」

今を生きる人類への警告の物語と私は感じました。

拝啓

2021年04月09日 | 日記
拝啓
 旅の友さん お元気でしょうか?
いつものコメントが届かないので、どうされたのかと気に掛けてます。

遠い青春時代に「片思いの人を振り向かせる方法」を先輩から教授された
ことを思い出しました。
その作戦とは、毎日1日も欠かさずラヴレターを書き続け、ある日突然、
手紙を止めるのです。そうすると、毎日届いていた手紙が突然ピッタリと
なくなると、相手も「どうしたのだろう?」といろいろと気になり、恋に
発展するそうです。その時には「なるほどね」とは思いました。
まさに今、「旅の友さん」からの楽しいコメントが届かなくなり、
いろいろと気になってます。

現在だと、LINE等のSNSで毎日となるとストーカー行為と見なされるでしょうね。
そう思うと、「昔は良き時代」と言えるのかもしれません(^_-)*

今日もウオーキングでお買い物。
殆どの桜も散り、今は八重桜が重苦しい程にぼってりと咲き誇っています。
      



チューリップやムスカリの花が道に色を添えて咲いてました。
   
芝桜の群団
     
陽射しの中で
   

敬具 jun

「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」 プレディみかこ著

2021年04月03日 | 読書
忘れてしまっていた頃に、図書館から手に入った「ぼくはイエローで・・・」。
予約待ちが我が図書館は157番目、利用できるお隣の市では27?番目でした!
隣の市の方が図書館利用率が高いということ?

アイルランド人の夫と息子と3人で、英国の南端にあるブライトンという街で
20年以上前から暮らしている作者ブレディみかこのノンフィクション小説です。
     
様々な文化や慣習を持つ人々が暮らす英国の中で、人種差別、女性差別、階級差別や
社会格差を元・底辺中学校に通う息子の学校生活を通して英国の地ベタ事情を語っ
ています。
意外だったのは、「チャヴ(chav)」と呼ばれている労働者階級の英国白人の殆ど
が元・底辺中学校に通っていることです。
人種多様性のある学校が優秀で、リッチな学校という奇妙な構図が出来上がっている
ようです。
英国の子どもたちは小学生のときから「子どもの権利」を繰り返し教わり、大切な
問題である「エンパシーとは何か?」など、日本でいう「道徳・倫理」の授業に力を
入れているのを感じました。

「英国人は傘をささない」という説を以前から聞いていて、実際に英国旅行した時
に、かなり本降りの雨の中をイケメンの英国青年、紳士たちが傘もささず濡れながら
闊歩しているのを見ました! この本にも男子については本当だと書かれていました!
中学生になった息子が「男が傘なんてさして歩くなんてかっこ悪い(uncool !!)」と。
Cool !  (^_-)~☆☆☆

他にもいろいろと勉強になりました。
雇用主の都合次第で勤務が「0時間」になる可能性もある「ゼロ時間雇用契約」とか、
英国の公立校の「フリー・ミール制度」という福祉制度がある等多くの事を知りました。
「slit eyes (つり上がった目)」、「What the hell is that? (なんじゃこりゃ)」、
「posh(中流階級の家庭)」、「spring roll(春巻き)」等々たくさんのカタカナ語で
語られていました。
重くなりがちな話題を自然にあっさりと大袈裟でなく紹介されていたので、素直に
理解出来ました。