長谷寺の大観音特別拝観が6月末まで行われています。
6年ぶりの<大観音大画軸>特別拝観開催。(5月末まで)
次回は6年後がどうか分からないということでした。
お寺では、仏様、観音さま、お坊様の写真は禁止されています。
大観音画軸では、下に撮影場所が設けられてました。
下からでは全体像は撮れません~~!
この軸は大観音菩薩の下絵として描かれたものだそうです。
あまりにも巨大過ぎて、よく分かりません。
長谷寺正面
インスタ映えする有名な登廊
登廊の途中で右に逸れると古今和歌集や源氏物語に読まれた「二本(ふたもと)の杉」が見られる。
根元がしっかりと繋がっている二本の杉
源氏物語「玉鬘」の巻で光源氏に仕えた右近が詠んだ歌。
<ふたもとの杉のたちどを尋ねずはふる川野辺に君をみましや> 付加 <うれしき瀬にも>
何年か前に読んだ瀬戸内寂聴の「わたしの源氏物語」を開いて見ました。
石清水八幡宮、つづいて初瀬の長谷寺の観音詣に玉鬘が出発していることが書かれていました。
同じく瀬戸内寂聴の「女人源氏物語」も楽しく読んだことを思い出しました。
今年の牡丹は咲くのが早く、既に終わってましたが、かろうじて本坊に続く道に数本咲いてました。
本坊への階段
本坊からの見える本堂
立派な天皇陛下御手植松 ; 日本画のように撮れてました。(iPadで撮影)
本堂
本堂からの景色
本堂の<十一面観世音菩薩>を今まで腰から上の観音さましか拝観したことがなく、
特別拝観で全体像の大きさに感動
上で唱えているお坊さまたちのお経と一緒に観音さまの足元に触れ伏し、
頂いた結縁の五色線を手首にはめ、お願いごとを唱えました。
見上げると10メートルあまりの観音菩薩さまは、あまりにも偉大過ぎて、
人間の私は本当にちっぽけなんだと・・・。
それと同時に大きな慈悲に守られているのを感じ、いろいろと考えさされました。
謙虚に、謙虚に生きようと。
でも、そのご本尊さまを形にしたのは、人間ですよね。
ケンキョに、けんきょに・・・。
絵馬に正体不明のブツブツが??
鳥の糞? 何かの卵? 最後まで気になりました。
五重塔
五重塔の真ん前にある三重塔跡
豊臣秀頼が再建したそうですが、
明治九年に祝融の災にかかり現在は礎石のみを残す。と説明書きがされていました。
境内にもWi-Fi
時は進み、歴史は刻まれる。