Sbagliando si impara. (間違うことで人は学ぶ。)

イタリア語の勉強に、nonna ひとりでフィレンツェへ。自分のための記録。

コロナ禍のクラッシックコンサート

2021年10月17日 | 日記
コロナ感染者数が減ってきた暑いAUTUNNO🍁の昨日、久しぶりのコンサート、
「超ぜいたくなさわかみアラカルトコンサート」で心の贅沢を満喫してきました。
    
ピアノソロ「M.グリンカ作曲 ひばり」から始まり、ヴァイオリン&ピアノ
J.マスネ作曲 タイスの瞑想曲」「V.モンティ作曲 チャルダッシュ」、そして
オペラ&ピアノ「G.ヴェルディ作曲 女心」を始め5曲、テノールが客席の息を
止めたかのように心奥深く響き、ソプラノは全身を震わせ、バリトンは地面
を震動させ、また久しぶりに生で聴く金管五重奏は迫力満点、力強いだけでなく
哀愁をも感じさせ、曲の合間に依田泰幸トランペット奏者のユーモアを交えた
解説に安らぎ、イタリアオペラで使われる低音楽器「チンバッソ」も紹介され、
ユニークなあのフォルムは歌劇場の狭いオケピットで演奏出来るように考えられ
た結果のようです。cimbasso(伊語)の音域はコントラバス、トロンボーン
チューバと同じとのこと。
プログラムの終盤では、オペラと楽器による「歌&アンサンブル」へと国際ホール内
全体にクラッシック音楽が響き渡り、体中が喜びで溢れました。
「ブラボー♪」の代わりに拍手で讃えました。
私の好きなG.プッチーニの「誰も寝てはならぬ」も聴け、最高の時間となりました。

受付のお手伝いに来られてた私のイタリア語のMana先生(ソプラノ歌手)に、帰り際
「さわかみオペラ芸術振興財団」の澤上会長を紹介され慌てましたが、今日の感動と
お礼を伝え、暗くなりかけたなかを幸せな気分いっぱいに会場を後にしました。

7月からじゃんじゃんコンサートをされてるそうですが、一度もコロナ感染者は
出ていないそうです。←澤上会長が言われました♪
以前のように、イタリアからの歌劇団との共演「壮大な野外オペラ」が、一日も早く
開かれることを願っています。

いま秋? まだ夏?

2021年10月11日 | 日記
コスモスがポップしながらあちこちに咲いてます、
   
と 思いきやハイビスカスが楽しそうに熱い光を浴び、
        
そして、キンモクセイは頑張って強い香りを漂わせ、満開!
  
ここ数日、30℃の夏日が続いています。 ん、まだ、夏??

緊急事態宣言解除後、街ではたくさんの人が動き出し、私のところにも
コンサート案内が届き、なんだか「コロナ」の響きも「co♪ ro♪ na♪」
と音符になって飛んで行きそう~(^^;)
   「超贅沢なさわかみアラカルトコンサート」 超お得♪
   

今日は、
「柿渋染めまつり」の最終日にお店をチラッと覗いて、「」から染めたマスク
買いました(^^)/***。
    
マスクに付けるガーゼをオマケとして頂き、ハッピー♪
普通は「」から染めるので頂いたガーゼのように濃い色に染まるそうです。
糸を染める職人さんがいなくなって、貴重な製品となっているようです。
渋み成分の多い京都山城特産の小粒の青い渋柿から搾汁して、じっくりと
熟成させた柿渋で染めているとのことです。
 
自然の抗菌防臭効果で安心して使えそう♪
 また、地元の「鹿背山の柿」も美味しい柿として有名です。

「来世喫茶店」へようこそ

2021年10月01日 | 読書
ようこそ」辻堂ゆめ著
現世と来世を繋ぐ場所、24時間営業の「来世喫茶店」に訪れた人々の人生話。

恋愛、夫婦、友人との愛という言葉だけでは済まされないそれぞれの思いが
描かれ、また意外な展開、繋がりもあり、私も想像出来ずびっくり。
 

幼い頃から喫茶店で働くことに憧れていた大学一年生の主人公「八重樫未桜」
理想の喫茶店のアルバイトの面接直前に事件が起こりました!

「来世喫茶店」の店員である幼い少年アサのミスで死ぬ直前に渡される*黄色い
チケットが2年も早く未桜に渡されてしまいました。
記憶を消す砂時計も機能せず、しかも未桜のたいせつな面接も駄目になり、
取り敢えず彼女は「来世喫茶店日本三十号店」へ行くことに。
こぢんまりして、レトロで、コーヒーの香りがよくて、未桜の理想の喫茶店でも
あった「来世喫茶店」で記憶を消すことが出来るまでアルバイトすることに。
しかもイケメンマスターに淡い恋心を抱く主人公。

来世喫茶店は「来世の大まかな形をデザインする」のが仕事。
喫茶店ですので、ブレンドによって来世の条件も変わってきます。
・「メモリーブレンド」ー 人生で一番大切な思い出を再体験できるブレンド
・「相席カフェラテ」ー もう一度会いたい人を一人選び、この喫茶店に呼び出す
  ことができる、その相手は今生きてる人でも亡くなった人でもよい。
・「マスターのカウンセリングティー」ー カウンセリングで来世に反映される要素
  の配分をマスターにお任せ。

享年83才の鍛冶職人、享年47才の社長夫人、享年28才のホステス。さてどのブレンド
をそれぞれ選んだでしょう。
未桜はこの喫茶店で19才のお誕生日を迎えます。
マスターが最後に主人公未桜に出した特別なドリンク「ホットスカウトチョコレート」
とは・・・。 
マスターと未桜の関係は? 喫茶店を訪れた3人の繋がりは? 日本三十号店との繋がりは?

「来世喫茶店のひとときは、現世と来世の狭間ではなく、あくまで現世の延長」
来世喫茶店が本当にあることを望み、私は「マスターのカウンセリングティー」を注文
したい。
愛情話しだけでなく、ミステリー的なことも多々あり、想像力を大いに働かせ楽しく、
温かくなる本でした。

*黄色いチケットには、「名前・性別・生年月日・享年・職業・死亡の経緯・来店予定時刻」
 が書かれています(^^;)