Sbagliando si impara. (間違うことで人は学ぶ。)

イタリア語の勉強に、nonna ひとりでフィレンツェへ。自分のための記録。

「一冊でわかるイタリア史」北原敦

2022年07月27日 | 読書
この夏のベランダ菜園は最終結果、無収穫で終わりました。
最後まで葉っぱが大きく育ち、実ることのない花を咲かせ、ぐんぐんと
どこまでも伸びていくだけでした。
来年はこの失敗を踏まえ、収穫増を目標に育てようと意気込んでいます。

今、イタリア語の勉強は、
「LEONARD e la penna che disegna il futuro(レオナルドは未来を描くペンである)」
10才からの子供用の「レオナルドの人物史」を読んでいます。 
なかなか楽しい本ですが、10才からとは言え、ネイティブなイタリアの子供たち
の本、難しい単語や表現がいっぱい(@@;)”””

レオナルドが生きたイタリアの歴史を今更ながらですが、知っていなくてはと
思い、捜した歴史本「一冊でわかるイタリア史」。私にはぴったりでした。
         

イタリアは強奪、侵略の繰り返しで、民族入り乱れ、その長い歴史の上で統一
された国というザックリとしたことしか知りませんでした。

まず、教科書でも習った古代ローマ帝国から始まります。
 地図や挿絵、「そのころ日本では」、関係図、イタリアの偉人コーナー、
 「イタリアの出来事」と「世界と日本の出来事」の年表。
2020年にイタリアに蔓延した「新型コロナウイルス」でこの歴史本を締めています。
 「大都市ミラノにあるロンパルディア州がとくにひどい状況で、医療崩壊が起きて
 医師の犠牲者も多くなりました。世界共通の課題ですが、この危機からどう回復
 するかが今後の大きな問題です。」

それから日本にも蔓延し、2年半。
今、第7派で、ウイルスも次々と変化し、感染力の強いBA.5株が占めています。
もう少し、もう少しとじっと我慢の子で、我慢の限界に挑戦中!!!💦

大変端的で分かりやすく、重要ポイントを突いた歴史本でした。
イタリア史以外にも12カ国の歴史本もあります。

「化物蝋燭」木内昇

2022年07月27日 | 読書
蒸し暑い日々にうんざり! 気だるい毎日、やる気のない日々。
「化物蝋燭」で少しはゾッとして涼を呼び込もうと思い読んだのです、
が、恐ろしいどころか心に沁みるお話しばかりでした。

    

「隣の小平次」、「蛼橋」、「お柄杓」、「幼馴染み」、「化物蝋燭」、
「むらさき」、「夜番」の七編の短編集です。
どれも、優しく美しい日本語で語られた時代小説でした。

「蛼橋」、「お柄杓」はホロリと切ないのですが、温かいものを感じ
させるお話しで私は”素敵な幽霊話”だなと思いました。

最強におっとろしかったのは、「幼馴染み」で、人間の怖さが凝縮されて
いました。あ~! 今でも思い出したくないほどいや~~な話しでした!

恨み、辛みで出てくる平凡な幽霊たちではないのです、 
読んでいて、むしろ教えられることの多い幽霊話でした。

阿母さん」という言葉も始めて目にしました。母を呼ぶ時にこの言葉が
使われていたので、調べてると「母を親しんでいう言葉」だそうです。
フリガナが添えて無かったのですが、「あぼさん、おかあさん or かあさん? 」
なんて読むのでしょうか?