新聞に紹介されていた本の中の一冊で、「行動経済学」って何だろうと興味がわき、
読んで見ました。
ダニエル・カーネマンとエイモス・ヴェルスキーの研究の過程を書いたノンフィクション。
この二人はユダヤ人の心理学者で、性格も行動も違うふたりが議論を交わし、
脳の実験や統計を取り、人間行動に基づく「行動経済学」が生まれたようです。
二人の名前さえも私は知りませんでした(^^;)
後にダニエルは心理学者であるにも関わらず、ノーベル経済学賞を受賞しています。
Meraviglioso!!
第1章から第12章まであり、第5章の「直感は間違える」、第6章「脳は記憶にだまされる」、
第7章「人はストーリーを求める」は、興味深い内容で、へぇ~なんて頷きながら、また
そうなの? なんて思いながら読みました。
特に第10章の「説明のしかたで選択は変る」は、なるほど~、ある、あると思いました。
第7章 「人はストーリーを求める」
この章で書かれていた二人の議論のメモがこの本の纏めのように思えました。
箇条書きにして、頭に「人は」を揃えると詩のようにもなっています~~♡
『人は物語をつくって予測する。
人は予測をほとんどしない。すべて説明する。
人は好むと好まざるとにかかわらず、不確実な状況の中で生きている。
人はがんばれば将来がわかると信じている。
人は事実にあてはまればどんな説明も受け入れる。
予言は壁に書いてある。ただしそのインクは目に見えない。
人はときにすでに持っている情報を必死に手に入れようとして、
新しい知識を持つことを避ける。
人は確率論的な世界に放り出された決定論的な装置だ。』
知らなかった知識が増えたように思えましたが、どこまで本当に理解出来ているかは
分かりません。(^^;)
いつも、空想しながら、好き勝手に読んでいます。時には突っ込みを入れながら(^^)♪
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