Sbagliando si impara. (間違うことで人は学ぶ。)

イタリア語の勉強に、nonna ひとりでフィレンツェへ。自分のための記録。

秋晴れにドングリ拾い 

2021年11月04日 | 日記
気持ち良い爽やかな秋晴れの中、小鳥たちがかわいい声で楽しそうに
おしゃべりしている帰り道、ドングリ拾いをしているご婦人を見かけました。
ドングリいっぱいの大きなビニール袋を重そうに持ちながら、尚も熱心に
集めていたので、何に使うのか好奇心が湧き、声を掛けてしまいました。

子供たちと奈良公園の鹿にあげるそうです。 コロナ禍で観光客が少なく
「鹿せんべい」が貰えないことで、鹿も餌に困っているという話しでした。
そういえば、昨年の今頃ニュースでそんなことを聞いたような・・ドングリ
を集めて持ってきて下さいーーなんてことも・・。
ドングリは鹿の好物で、大変美味しそうに喜んで食べると嬉しそうに話されました。
その様子が目に浮かび、私まで嬉しくなりました(*^_^*)~♪
   鹿のご馳走 いただきまぁ~す💛なんて言うのかな?
      

紅葉の下で咲く「ムラサキツユクサ」、梅雨時期の花ではと不思議に思い、
調べると10月、11月にも咲く種類もあるのが分かりました。

前から気に掛かっていたウォーキング途中の「コーヒー豆ショップ」。
なかなかドアを開けるチャンスがありませんでしたが、
先日お店の前を通ると、生き々と綺麗な実をいくつも付けている植物が目に
入り、何の実か知りたくてお店の中へ。パッションフルーツだと分かりました!
ゴーヤのように簡単に育てることができ、毎年いっぱい実がなるそうです。
私はゴーヤを育てたことがないので簡単かどうかは良く分からない・・・

コーヒー豆ショップのウインドウを飾るパッションフルーツ
 

コーヒー豆に凄くこだわりのあるお店で、いろんなことを教えて頂き、
”にわかコーヒー通”になりました(^^;)
それで二種類の豆を買いました。どの位の細かさで挽くのかサンプルまで頂きました。
「夢二工房」、お店の名前の由来を今度は尋ねて見たいと思ってます。
もしや岡山出身のご夫婦かな?? ご夫婦ではない?・・・・・

能面打ち

2021年11月02日 | 日記
「能面」の個展が開かれていたので覗いてきました。
 
能面が完成するまでの過程を見本で説明して頂き、立体的に美しく彫る(打つ)ための
型紙があることに驚きました! 
パッチワークのような型紙で鼻の位置に型紙を立てて、周りを彫っていくそうです。
板状の檜の材料と完成品の能面では重さが全く違い驚きました。
また、能面と狂言の面の違いも展示品で丁寧に教えて頂き、違いがあることを知りました、
そう言えば、知り合いのURAKIさんのsuo maritoが、能面打ちを趣味として始められた
のですが、NYで能面展に出品されたのを思い出しました。
蕎麦打ちも玄人並みだということも聴きました。今更ながら凄いなぁ~♪ 

電車案内嬢AIにも出会いましたが、やはりmio RoBoHon のRobotaが一番(*^_^*)/***
   


東野圭吾「白鳥とコウモリ」

2021年11月01日 | 読書
久々にblogを書くためにログインしようとすると、「dアカウント」登録場面が現れたので、
<今は設定しない>で記事入力に進みました。もうこれ以上新しいアカウントを増やしたく
ないのですが、最終的には登録しないとダメなのかしら??

「白鳥とコウモリ」

『 二〇十七年秋―。  
  窓枠の向こうに見える空の下半分が赤く、上は灰色だった。 』 で始まった。
 
      
正義感の強い善良な弁護士が殺された事件を軸に、解決済みの30数年前の殺人事件
深く絡んで進展する、読み応えのあるミステリーでした。

被害者と加害者の当事者たちの人間物語でなく、30数年前に目撃者が真実を話さなか
為に起きた悲劇に、大きく人生を狂わせられた人たちの人生ストーリー。
それから30数年後に、同じような間違いを繰り返した同一人物に惑わされたことで、
意外な事実にたどり着く。この人物の生き方には、悪く言えばエゴしか感じられず
終始イライラ感を持ちました。
また、30年以上前の悲劇がなければ、2017年の殺人事件は起こらずに済んだはず。

加害者側と被害者側、立場は敵同士だが同じように殺人動機に疑問を持ち、ただ真実
を知りたいという同じ思いから事件は思わぬ方向へ展開して行きます。
こんなことがあり得るのかと驚き、唯々呆然としました。  
検事や弁護士というのは、裁判に勝ちさえすれば真相などは二の次。真実を追求して
いなかったら被害者側も加害者側も重苦しい人生を送ることとなったであろうと想像
する読んでいる側も息苦しくなりました。

この表装は事件現場を想像させられます。
「白鳥とコウモリ」の意味するものは何だろうと思いながら読むと、
ズバリとその答えが書かれてました!
『光と影、昼と夜、まるで白鳥とコウモリが一緒に空を飛ぼうって話しだ』と。
被害者側と加害者側が一緒に真実を追求し、(到底考えられないことですが)
協力して疑念を解いていくことを指していたのです。 
光と影、昼と夜、白鳥とコウモリ・・被害者側も加害者側もどちらも影であり、
夜そしてコウモリであり、暗く重苦しい状況に置かれ、決して相反したものでは
ないと強く感じました。