シテュー

昨日の昼ごろに、父からの要請
夕方から仕事で、夜遅く帰るから、ご飯をつくってくれ！ と

私は料理はきらいではない
絵を描くよりかんたん
そして大きく間違わなければ、たいていおいしい

シチューをつくる
じゃがいも、にんじん、たまねぎ、きのこ
切ってゆき、鶏肉を足す

なべの底でしばらく焼いて、水をたっぷり

ゆっくりたちのぼるあわを見ているとき
ふと幸せだ
とおもった。

ラグビー

昼過ぎに起きてきたら、父が興奮状態であった
ラグビーW杯をみていたらしい。

ラーメンを食べようとしているとき、私は父に声をかけられた
「いまから逆転するから、みなさい」
と

文系の父とラグビー。その関係はよくわからないが、父はラグビーがすきだ。

テレビの前で、日本はW杯では勝ったことがないということ、とても努力しているということ、イギリス生まれのスポーツであるということ、世界はレベルが違うということを、父は私に教えてくれた。

私はラーメンを食べながら、だんだん高ぶってくる。
父はまだ喋っていたようだったが、私はテレビを見入りつつあった。

おなじ

深夜帰宅

道中に、つかれはててバス停のベンチで眠る中年サラリーマンをたくさんみかけた

飲んだのかな？
独身なのかな？

なんて考える。
気を取られて、私は盛大に転んでしまった。

足元をとられたのだ。
お酒の失敗

なんにせよ、心配する人がいないなんて、くだらない人生だ。