美術館 2013年05月22日 | 三角記事 夢を見たのは昼すぎのことだったか きみが異国に一人 小さなカバンを肩に持って どこぞの大きな美術館に入ってゆく 立ちほうけるきみ 人は広いフロアーを行ったり来たり 立ちほうけるきみ 明日 美術館へゆけ 夢がそう呼んでいる
ぼくたちの失敗 2013年05月21日 | 三角記事 夜が短い 吹き抜ける風が、今夜は気持ち良いのだった 昨日の雨上がりの街は とても澄んでいて、景色がきらきらと透明だった。 自転車で走ること 夜道を、公園まで ここのところなかなか忙しく 久しくそういうことをしていなかった 次はいつ またその次はいつ どこで ぼくはここにいて、歌ったり描いたりする しかできない そういう男だから 待っていてはいけないんだよ と人は言うのだけれど ぼくはまったく 辛いとも辛くないとも言わないし その日暮らしに憧れている そういう男だったから
たぶん陽一 2013年05月20日 | 三角記事 街ですれちかう あいつはあいつじゃないか ほら愛知に行ったという その後のことはまったく聞かなかったあいつさ 兄貴は鉄鋼業 弟はゴムを引き裂くアルバイトをしていて いつもなにかしらを口の中にいれて もぐもぐとやっていたあいつがよ その時もあいかわらずもぐもぐやっていて だから気づかなかったのか もともとおれに興味なかったのか そのどっちかだけど 耳のうしろらへんに 見たことのない傷がついていたことと やっぱり知らない服を着ていたことと 手に包帯を巻いていたことを除けば あいつはたぶん あいつはたぶん
テンポドロップ 2013年05月19日 | 三角記事 テンポドロップ といって このように密封されたガラス容器の中で結晶が 日々姿を変えてゆく という一品があって・・・ 気になる 一家に一台 とかあったら、世界が平和になるんではないかと思う
油さし 2013年05月18日 | 三角記事 昨日自転車 油をさしたら きらきらとしずくたれて落ちた まだらの虹模様になって水にとけた まだできます 自転車はそれから軽くなって 立ちこぎをしなくてもよいのだった 今まで だれかに油をさしてもらっていることが 当たり前になって それに乗って 乗り続けて 重いなあ なんて言っていたよ これからは自分でだな 晴れたら油をさして くれてやって 帽子をかぶって出かけるんだよ
素通り 2013年05月17日 | 三角記事 工場にゆくと お隣はもうシャッターをするところであった もう15時 今日は今からですか はひ、そうなんです お隣は老夫婦 この夏でここを閉めると言っている 向かいの樋に蜂の巣 せっせと通う女王 今日はお昼ごろ、ハイウェイ下の道路はとても 混んでいた まさかラブホテルに入る行列ではないだろう みんながんばっている
白 2013年05月16日 | 三角記事 鶴見緑地 すごしやすし 陽射しつよし 風つよし 日陰 腰おろし 草いきれ 木陰やよろし 馬 ゆるゆると走りだし 眺める人々 アイスクリームうまし 風車は時間をかけて一周
サボテンとげ 2013年05月15日 | 三角記事 針ねずみのはなし 季節はずれではあるが 寒い冬に、暖をとろうとして二匹の針ねずみが近づいた でも体に触れるととげが刺さるので、二匹はくっついたり離れたりをくりかえしていた くっついたりはなれたり やがてしばらくたってから 二匹はちょうどいい距離を見つけたんだな 棘ささりもせず、寒くもないようなおたがいのすきま いっぽうサボテンは 棘ささりまくりだったんだなあ お構いなしなのかしら あれは痛くない棘なのかも知れないけれども あー、でもちょっとは痛いよなあ 我慢しているのかしら 別に我慢なんかはしていなくって、刺さりっぱなしのとげ もう痛くないのかしら ずっと刺さっていたら、いたくなくなるっていうことをサボテンは知らないっぽいけど 針ねずみは、たぶん知っているんだ
揺るがない 2013年05月14日 | 三角記事 よく観察すること 新緑のアラカシが道端で揺れている 街のまんなか 工事現場のさなか変わってゆくさまは遅々としている 気づくことより気づかないことのほうが多い わからないことのほうが多い 興味をもつのは結構 途中でやめないこと 日々微々たる変化はことごとく当たり前のことばかりだから どんなものよりも長く続くらしいことだから 面白くすることだ 日々のび太 どうだ、ちょっとはおもしろいか 日々のかつ日こ もうちょっとおもしろくなるか
汗 2013年05月13日 | 三角記事 あち 大阪は晴れ ここのところずーと 晴れのち晴れ この前一日雨降ってから ずーと やる気でるわたしのからだ ばてないか心配するでもなくだな エヘヘンとせきをひとつついてからだな さあやるか