テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

オープン型MRI

2013-05-11 23:18:19 | 脱線して底抜け
今日こんなのの間に挟まれてきました。
よくある、狭いトンネルに挿入されるような超電導磁石型MRIでなく、永久磁石型シングルピラーオープンMRIというらしい。
トンネル型のMRIの閉塞感と騒音が苦手でオープン型MRIでないとだめな人もいるとか。さらにはいくら横が空いてるといっても目の前に巨大な構造があり、その中で電子音やら作動音が響きまくっているのが苦手な人もいるらしい。

乾ドックでの大型タンカーの船底の検査や再塗装時、頭上に広がる圧倒的な天井たる船底は、作業者の見当識を喪失させ、意識障害すら起こすこともあると云いますが、そこまでではないにしても、無機質な検査室でああいう隙間に押し込められて、緊張が高まれば、その状態を我慢できない方もおられるのでしょう。

プルオーバーのワンピース風の検査衣を着て、狭間(ガントリー)にゴゴゴと入り、ガコガコガコガコガコ、グググググググググ、ブグブグブグブグブグと五月蠅い動作音に邪魔されながら、前半は、目の前の大きな円形の浅いボウルのようなパーツが一体成形らしいことに驚き(高くつきそうだなぁ)、後半は眠っていました。
40分ほどの検査時間はうたた寝にちょうどよろしかったのでした。

オンラインストレージ

2013-05-09 22:42:12 | 脱線して底抜け
クラウド時代になってから、ようやく、つかいものになる、オンラインストレージがぽつぽつと現れるようになりました。

その昔、垢と呼ばれる、Webアカウントをツールを使って大量に取得し、デリくらったり、長生きするよう工夫したりしていた時代と比べると隔世の感があります。

オンラインストレージの走りだった、idriveは使い勝手が良いものではなく、一時期容量制限なしになったときにも、さほど使えませんでした。

最近のスマホやモバイル端末メインのオンラインストレージ、Evernote、Dropbox、iCloud等はかなり便利で、特にシームレスな連係で、外出先でも、自在に必要な資料を参照できますし、スマホのストレージの消費を抑えられます。

漫画トーク

2013-05-08 23:12:49 | 脱線して底抜け
先日少し紹介したスマホ用のアプリ、漫画カメラに、新たに組み合わされた機能です。
カメラで撮った任意の画像を、マンガ化して、フキダシのついたフレームと合わせ、フレームの中にメッセージを書いてやりとりする、マンガのコマ割りでMMSごっこができるというしくみです。
まだ、ぼっち機能(一人で試す)でしか使ってないのですが、上の画像のように、任意のキャラクターや道具、建物なんでもを漫画スタンプとして準備し、トークに使うことができ、悪のりして、笑ってしまいました。ぼっちでですが・・・

ちなみに登場いただいたのは最強の逆ナイロール眼鏡幼なじみ地味キャラ、田村麻奈美さんです。

燃費

2013-05-07 23:08:29 | 脱線して底抜け
今乗ってるクルマの燃費が良くなってきてます。
購入まえから、このブランドのクルマ(エンジン)の特徴として、ある程度走り込んだところからそうなる、と聞いていましたのですが、半信半疑で、単に、タイヤが摩耗して、オドメーター上の誤差なのではと思っていました。故に、自転車にサイクルメーターを取り付ける時のように、タイヤの外周(一回転の長さ)を測り、あるいは決まった道のりの往復行を繰り返して、結構緻密に測定しましたが、購入当初より7~9%向上しています。
もちろん電子スロットルのクルマですから、一旦、リセットしての評価です。
もともとフルタイム4WDのクルマなので、燃費を求めてはいないし、ハイブリッドなどとは比べようもないくらいの値なのですが、使用するにつれ、本調子が出てくる、というのは、道具フェチのワタシの琴線に触れるようであり、やや愛着が増しました。
重い自重、トルク特性、その他、弱点のあるクルマなのですが、購入当時、国産部品率の比率がもっとも高く、非常に堅実な国内工場で製造される車種の一つであることも、選択事由でありましたから、新車時に顕れない性能が見えてきた、スペックで語れない良さが出てきたことが、単純に嬉しいのです。

首なし鶏マイク

2013-05-05 19:29:28 | 脱線して底抜け
Wikiで世界一の項目を興味深く見ていたところ出くわしたのが、標題の鶏。
首を切られた後も18ヶ月間に渉って生き、成長し、見せ物として荒稼ぎをした鶏だそうです。
詳しくはWikiや、そこから公式ページなどのリンクを参照していただくとして、鳥類のような高等な脊椎動物で、このような状態になるのは極めて珍しいことなのではないでしょうか。いくら脳幹の機能が残っていたとはいえ、生理的な機能がかくも長い間保たれていたのは、驚きと云うほか有りません。さすがは恐竜の係累、末裔です。
それにしても、首を落とされた翌日、まだ動き回る首なし鶏にスポイトで給餌する、チキンを食べたかったロイド・オルセン氏の心境は如何なものであったのでしょうか。
できるならそんな状況に巡り会いたくはないものです。

子供の頃は偏食というか、飼っていたヒヨコが大きくなった雄鳥が、ある日菓子折に変身したトラウマで、鶏肉が食べられなかったのですが、数年後近所にできた非常に秀逸な焼鳥屋さんのおかげで、それからは普通に食しています。ただ”マイク”の同類がそこらに現れたら、きっついトラウマになることは疑いなく、剣呑な思いです。

クリネックスローションティシューエックス

2013-04-08 23:12:21 | 脱線して底抜け
この時期、やたらにハナミズをかむのです。
かといって、サナダムシを体内で飼う気概は露ほどもなく、かみ続けます。
で、色々と試した結果、鼻セレブより贅沢保湿ローションティシューより、アクアヴェールより鼻の下に優しいのがこのティシューです。
他にも、良いかみ心地の高価な製品もありましたが、どこのドラッグストアでも入手可能な高品位ティシューのなかでは、コレがもっとも、私のはなかみ行動に合うようです。かんでよし、詰めてよしのふんわりとしティシューなので、マスクの肌触りが嫌いな方にも、折りたたんでマスクの下に入れることで、穏やかな感触に変えることができます。ただ、深い箱なので、最後のほうが取り出しにくくなるのがちょっとしたもどかしさを伴います。45°くらいの角度を付けて、下向きに固定しておくと最初から最後までストレスなく取り出せます(真下に向けると最初は取り出しにくい)。車ではケースに入れて、助手席ヘッドレストに下向きにぶら下げ、家庭では斜めに突き出したブックエンドの上に下向きに置いてます。よく「?」と疑問に感じられる方が多いのですが、そういう理由なのでした。

B2

2013-04-04 23:21:33 | 脱線して底抜け
究極のステルス性を保つため、普段はホワイトマン空軍基地の完全空調された掩体に潜み、先日、黄海に飛来し、強烈な示威行動を行った、イージス艦1隻より高価な爆撃機です。
登場以来20余年が経ちますが、未だ究極の爆撃機であり、レーダーに映らないまま目視距離まで飛来するその姿は、悪夢めいた冗談のようですらあるそうです。
流麗なB1とは異なるおどろおどろしい姿で、速度や爆装量も劣りますが、

戦略爆撃から、バンカーバスターやB61核爆弾を使った暗殺まで、数多くのミッションをこなし、相手国にとって、最も悩ましい武器のひとつです。

やもめ

2013-03-29 22:52:30 | 脱線して底抜け
昔読んだギャビン・ライアルの小説の主人公が、やもめ暮らしのキッチンに「卵を買い忘れないこと」とメモを貼り付けていたが、貼ってから随分経ったいまとなっては、貼ったときには良いアイデアだと思っていたっけ・・無常に回想するシーンがある。ライアルはこのような小物や、さりげない仕草やクセで、登場人物のキャラクターを立てることが上手でした。
個人的には、一人暮らしの経験は無く(一人暮らしに転がり込んだことはありましたが)、遠征やキャンプで短期間独りで過ごすにあたっても、あまり無常さを感じたコトなど無いので、生活の中にやもめ感覚が表出することはないだろうと感じてます。ただ、気持ちの持ちようはどちらかというと家人に束縛されるのを厭うので、言葉数は少なく、仕事の付き合いで私を知る人からは、全く意外な態度かもしれません。そういう私をよく知る人から、隠れやもめ、などという意味不明の評価を頂いたので、なんか、やもめって何だろう?と独り考える夜更けです。星が出てないと、無常に感じるこのごろなのです。

ジンクス

2013-03-26 23:34:53 | 脱線して底抜け
縁起担ぎ、験担ぎと理解されることの多い、ジンクスというコトバですが、もともと英語のジンクス(jinx)は、縁起の悪い現象にかぎられた概念で、疫病神、災厄など、負のイメージらしく、語源は、良く振り向くことで魔術的なシンボルとなっていたキツツキ科の鳥アリスイ(jynx)らしいとも云われています。
私が知っている中で驚異的に当て嵌まるのは、前田遼一の呪いとも云われている、 前田遼一がシーズン初ゴールを決めた相手チームは、J2陥落する、というもので、2007年ヴァンフォーレ甲府、2008年東京ヴェルディ、2009年ジェフ千葉、2010年京都サンガ、2011年モンテディオ山形、2012年ガンバ大阪、と着実に実績を重ねています。他には、口に出すのも憚られる某デスブログ、その影響範囲と破壊実績は、まさに兵器級で、以前にシンクロニシティという記事を書いたことがありますが、一見、その記事と相反するように思えるジンクスも、実のところ因果律という概念の別方向からの俯瞰だと思っています。
ジンクスというコトバを初めて知ったのは水島新司の野球狂の詩に登場する、野呂甚九寿(甚久寿、甚久須とも)のストーリーで、強迫的に作用するそのジンクスにたまげたものでした。当時、マーフィーの法則にも匹敵するなぁと感じたものですが、思えば、ジンクスより先にマーフィーの法則を知っている小学生もあまりいないだろうなぁと思いながら、実はサッカー、ヨルダン戦を観てます。
日本代表戦、特に、WC予選には、個人的な観戦ジンクスがあるのですが、これは、内緒。

親善交流試合

2013-03-25 22:19:26 | 脱線して底抜け
某高校では、柔道剣道ラグビー部の仲が良かった。
で、よくラグビーの試合をするのですが、これがいつも似たような結果に終わっていました。ラグビー部と剣道部ではパワーとスピードに優るラグビー部の勝ち。ラグビー部と柔道部では、パワーに対抗しようとするラグビー部の自壊負け。剣道部と柔道部では俊敏な動きでかわされて柔道部の負け。三すくみというかジャンケンみたいなようすでした。
柔道剣道部はサッカー部とも仲が良く、サッカーの交流試合もするのですが、ラグビーと違うのは、ボールに触るためには、走り続けていないといけないということで、カンとかヨミがいくらあっても、その位置まで常に自分が走り込んでいないとダメなせいか、サッカー部の脚力にはどちらも勝てません。
でそのうち私たちがはじめたのが、ハイパント。ボールの落下地点に走り込むことになりますが、少なくともサッカー部に脚力で先を越されて間に合わないことはなくなるので、3~4人で走り込んで体力勝負になります。たとえ落下地点のガチンコで上手くボールを奪われても、こっちのディフェンスにも時間的余裕があります。
恐らくは、非常にテンポが悪く、観ていてツマラナイサッカーだったでしょう。

キセイチュウの話です、ニガテな人にはお勧めしません

2013-03-14 23:30:19 | 脱線して底抜け
そもそも、パラサイトということであれば、ミトコンドリアでさえ、DNAごと取り込まれた寄生虫という見方も通用しそうです(実際は微妙に違う)。
で今回、いつもこの時期に思いだす、真田虫のお話し。
サナダムシは人の消化器官に寄生し真田紐に似た形態をしており、単節と多節の二つに大別され、どちらも口や消化器官はなく体表で養分を吸収し、多節のものは数メートルの長さに達するものもおり、千切れた体節が排泄物に混じって見つかることがあります。コヤツらの仲間にはエキノコックスや芽殖孤虫の様に凶悪な種類も存在するので甘く見ることは禁物です。が、しかし、ご存じの方もおられるかとも思いますが、真田虫を飼っているという、奇特な人がごく一部存在するようです。ある特定の、というか代表的なサナダムシは、人体に寄生しても、養分をねこばばし、消化器の内壁に食らいつくだけで、さほど人体に対して攻撃性のないコトが知られていて、逆に暴飲暴食して、胃酸過多になったりするとすぐに死んでしまうようなデリケートさも持ち合わせて居るそうです。もとは、研究者が自分の身体を、培養器替わりに飼育するくらいだったのですが、寄生虫故のある特性が知られる様になってから、飼い方を解説するようなことが行われ、更には、ネット販売(当然ヤミです)しているトコロすらあります。何故、飼うのかというと、事実かどうかは知りませんが、サナダムシに寄生されるとダイエット効果がある、そして花粉症が治る、もしくは気にならないくらい症状が低減するから、だそうです。花粉症はアレルギー反応ですから、サナダムシの影響で免疫系が刺激され、アレルギーが出にくくなるということらしいです。繰り返しますが本当かどうか知りません。
人体起源と自然界起源の2種類を見掛けたことがありますが、抵抗が少ないのは自然界起源でしょうか。ただ、自然界起源のものは、その同定に慣熟した人が見定めたものでないと、前述のような、凶悪な種類でないとも限りません、気をつけましょう。で具体的には、購入したブツを体内に入れ、定着するまで、押し流してしまわないよう、オートミールやおかゆなどの流動性のあるモノを主体にした食事を続け、その後暫くして、千切れた体節が体外に出てくるようになれば、飼育成功らしいのです。長年飼育した人の中には、愛着が湧き、とある年末に忘年会ハシゴして、飼育中の真田虫を死なせてしまい、トイレで泣いた、っていう人もおられ、ディープすぎだろうと、思います。


ギッチョ不足

2013-03-07 22:50:12 | 脱線して底抜け
ある程度以上、付き合いが長く、濃く、なったひとに云われたコトバです。

事の発端は、自我に目覚める前の乳幼児期らしく、左手主体でナニカをする度に、矯正されていたらしいのです。
で、手は右利き、字を書く、モノを投げる、などは右でしか出来ず、箸は両方、マウスは左手主体。目、足、身体の殆どは左利きで、クラウチングスタートの足が逆、高飛びのスタート位置も逆、柔道の組み手も左、カメラ、銃の照準は右目でも出来る、リコーダーは左、腕組みも逆、なにかにつけて、中途半端な様子に捉えられたらしく、筋肉脳のそのひとからは、そのように見えたと云うことらしいのです。
ある程度、色んな経験をして、身体の各部位の役割が固まった10代後半からは、さして不自由を感じたコトはないのです。

微粒子状物質

2013-02-27 23:11:11 | 脱線して底抜け
仕事にも若干の関係があることから、微粒子状物質の振る舞いと影響に関して、些少の知識がありますが、昨今世間を賑わしているPM2.5について、思うところを少し。

現在、PM2.5と一括りにされている微粒子状物質ですが、ホントはPM10(10μm)のより粒径の大きな物質も混在しているハズで、これから偏西風が強くなり、上空のジェット気流、大気循環とうまく噛み合ってこれら粒径の大きな物質も、おそらく、やってきます。

大きな粒径になればなるほど、硫黄酸化物や、鉛化合物、その他、直接に人体に悪影響を及ぼす物質の運び屋になりやすくなります。

現在、日本各地で観測されている微粒子状物質の分析が進んでいて、政府の指針が70μm/m3以上で外出自粛呼びかけ、という事ですから、差し迫った危険性毒性は無いのかもしれませんが、今後、継続して観測分析することが重要で、基準が出来たことで、この基準内であったらイイヤという雰囲気が醸成されないことを懸念しています。

コアラのフーガ

2013-02-25 23:22:05 | 脱線して底抜け
先日の旅行時に観たコアラのなかで、背中に哀愁のある御仁。
ガラス越しで一番遠くにいたので、質感が上手く撮れていませんが、こっち観るなよオーラを振りまいていて、何故だか暫く見入ってしまいました。
他に、診察中のコアラやユーカリをむさぼり食うコアラや惰眠を貪るコアラ、拗ねたのもいましたし、それぞれが勝手なことをしていました。


そんななかで、彼の背中にある種の威厳のようなモノを感じた次第です。

US-2

2013-02-13 23:23:44 | 脱線して底抜け
川西航空機の水上機、強風、二式大艇の流れを汲む、新明和工業の水陸両用機です。
元々、水上機は、航空機の高速化黎明期、速度追究のための翼型がとんでもない離着陸滑走距離を必要としたために、滑走距離の制限のない水上機が高速追究の飛行機(飛行艇)として活躍したころ(ちょうど”紅の豚”の時代ですが)、大きく発達し、その後、高機能なフラップなどの高揚力装置が開発され陸上機が盛り返すにつれ、ゲタ履き飛行機は、高性能飛行機の晴れ舞台から脱落して行くのですが、新明和の飛行艇は伝統を受け継ぐ独自の進化をつづけて、その最終完成形がこのUS-2です。
飛行艇は現在ではロシアのベリエフとカナダのボンバルディア、それと新明和しか造ってない機種ですが、US-2はそれら他の飛行艇とは段違いの性能、機能を誇ります。ちょうど本日、定期修理を終えたUS-2が六甲アイランド沖で試験飛行したそうで、離水に300m足らず、着水に300mちょっとという脅威のSTOL性能を見せつけた模様です。

かつての高速水上機と異なるSTOL性の秘密は、巨大なフラップとBLC(境界層流制御)を備えていることです。特にBLCは本来の機能、翼面から乱流によって境界層流(翼に沿った空気の流れ)が離れてしまい、失速状態に陥るのを防ぐためだけにとどまらず、フラップから噴き出す大量の圧縮空気でプロペラの後方気流を下向きにして揚力を稼ぎ、ラダー(垂直尾翼の舵翼)、エレベーター(水平尾翼の舵翼)からも噴き出すことによって、気流の荒れた低速域でも機体の制御を容易にする、強力なものです。キャビンも後方を除いて与圧され、フライバイワイヤ化、自動化も進んだ、全体の形こそ二式大艇を彷彿とさせますが、中身は全く違う最新鋭の航空機です。
もちろん唯一、波高の高い外洋でも離着水できる水上性能も折り紙付きで、もし、運用サポート付きで一機くれるなら、光害のない外洋までその長大な航続距離を生かして飛んでいき、思う存分星空を愉しみたいと、見果てぬ夢を背負わせるに足る、そんな高性能を秘めた傑作機です。