日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『Tシャツを燃やして、元通りにする』

2010-02-13 | 手品の話
僕が初めてマジックを見せる人によくやるのが、これです。

いきなり「マジック見て!」と言ってトランプを出すのは恥ずかしいですし・・・。

『目の前でTシャツを燃やして復元させる』と言うのは、とても視覚的で、トランプより相手がどんな感覚でマジックを見てくれるか、判断するのに最適です。
僕は、不器用なので、自分からしてもいきなりトランプを出すのは苦手なのです。

トランプは【手品感】がどうしても出ますから、見破ろうとする人がいて、僕の額には、一瞬で汗が出現してしまいます。

このマジックの道具は、【ライター】だけです。
煙草を吸っている人や、これからどこかに放火をしに行く人を対象とするなら、道具は一切要りません。

相手に、両手に何も持っていない事を示した後、自分のTシャツを摘み
その生地の先端を燃やします、相手が望むなら燃やしてもらっても構いません。

僕は、だいたいの場合燃やしてもらいます。
『え?本当にいいの?!』と、躊躇してくれる人がほとんどなので、『僕はマジシャンだから大丈夫です!』と、安心してもらい、過激に燃やしてもらいます。

モクモクと、臭い煙をたてて燃えるTシャツ、明らかにTシャツは燃えています。
息を吹きかけ、火を消して、穴が開いてしまっている先端を確認してもらいますが、次の瞬間、Tシャツをつまんでいた手を離すと、キレイに元通りになっていて白いTシャツのままなのです。

これで、僕的には掴みはOK状態です。
非日常的過ぎる光景が、相手を襲いました。
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