3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

世界一美しい名前

2008-12-12 23:35:15 | 徒然
何日か前の日記が今日の出来事と
因果関係があるとしか思えないほどに
タイムリーなのでちょっと今日の出来事を書こうと思う。

今日は年末の大掃除だった。

仕事は午前中だけ。
午後はひたすら持ち場の掃除だった。

結構重労働だった。
本てメチャ重いからね。

俺のグループはかなり楽な場所ばかりだった。
トイレとかじゃなくてよかったと思う。

で、最高な事に、
本をたっぷり頂いてきた。

廃棄本なんだもん。
どうせ捨てるなら勿体無いじゃん。

ってことで、
俺と仲のいい三人で、
面白そうな本をあさり、
こっそりと自分たちの机に写す。
あくまでこっそりと。

『化石は語る』

って本を見つけたときに、
俺が余りに面白そうで興奮して、
「やべ~、これ。超面白そう」
とか言ってたら、
グループ長に、
「バカ、そんなでかい声で言うな」って言われました。

そこまで悪い事してないという程度の自覚。
ゴミ捨て場に会った使えそうなものを
拾ってきた程度。

バックパック系(アジア中心)の本と、
英語関係の本と、
なぜか『石川啄木伝説』とかいう謎なタイトルの本とか。

計20冊程度パクる。

いやあ、楽しかったなとこれで終わればいいんだけど。

その紙ゴミにまぎれて、
とある手紙を発見したんだ。

これは超個人情報だし、
転載許可なんて一切取ってないし、
誰も俺の日記を読む以外のことに使用しないと信じて、
あえてここにその手紙を引用させていただきたいと思う。

俺にとってはかなり悲しくなった。
皆さんがそれをよんでどう感じるかはしらんが。
何か思うものがあって欲しいからここに乗っけるんだろう。

流石に余りにもヤバイなと感じたところは
勝手に伏せさせて頂きました。

以下引用


○○○○出版 様

 はじめまして。
 突然のお便りを許し下さい。
 私は○○県在住の、○○○○と申します。

 今年3年生になる私の長男には、発達障害があります。
 2歳9ヶ月の時、ADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されました。
 こういう障害のある子どもたちもいるということを少しでも
 多くの方に知って頂きたくて、3年半前に、
 「○○ちゃんにっき」というHPを開設し、
 子どもとどう関わり、どんな工夫をしてきたのかを綴ってきました。

 そんな中、2年ほど前から、「これを本にしたら」という声が聞かれる ようになってきました。多くの方々に後押しをされ、なんとか出版し たいと思うようになり、今回200×年○月から200×年○月まで の日記の中から参考になりそうなものを抜粋し、
 まとめてみました。
 障害のこと、療育のこと、言葉や行動の事など、就学目での道のりを
 日記形式で書いています。それで今、力になって頂けそうな
 出版社を探しているところなのですが、
 一度、目を通して頂けませんでしょうか。
 現在、養護学校や特殊学級担任(※ちなみにもうこの呼び方はしない)
 の先生、保育師さん、教育相談員の方にも読んでいただき、
 修正しながらすすめているところです。

 大変失礼なお願いであることは重々承知しておりますが、
 何かアドバイスをしていただけたらうれしいのですが。

 特別支援教育や発達障害者支援法など、形はできてきましたが
 まだまだしっかりとは機能していないのが現状です。
 それらを活用していくためにも、学校や保護者、医療、行政などが
 しっかりとしたパイプでつながっていかなくてはなりません。
 発達障害児の保護者だけでなく、健常児の保護者さんや、
 教育関係者の方々にも読んで頂き、共に考えて行くための材料に
 なればと思っています。
 どうかよろしくお願い致します。

 〒○○○ー○○○○
 ○○県○○○町××××ー×

 ○○ ○○(名前)
 TEL =============
 メール >>>>>>>>
 「○○ちゃんにっき」URL:????????????

 (※は勝手に俺が付けた注)


あえっと、俺は奇麗事並べ立てる気は全くないんで。

まず、この手紙が来て、
簡単に企画が打ち出されることはとても難しいだろう。

けど、この手紙がゴミ箱に捨てられてんだよ。

人間としてどうなの、それ。

別に障害者がどうこうっていうよりもさ。
手紙の内容がどうこうとかほざく前にさ。

捨てたやつはカスだなって思った。

あー、これいらないな、ポィ。

シュレッダーにかけるとかさ、
捨てるにしても何か最低限の礼儀とかアンだろ。

てか、普通の感覚を持ち合わせた奴が、
ゴミ箱にポイって捨てられるか。
気が知れねえ。
お前がシュレッダーにかかればいいんだ。

この手紙を書いた人物がどんな人物なのか、
どの程度の気持ちで書いたのかは俺には知る由もない。

ただ、本気で切実に書いてるものだとしたら、
その手紙がゴミ箱にはいってる状況を見て何を思うかね。

てかうちは教育関係の書籍で売ってる出版社じゃねえのか。
ちょっとは考えろよ、ボケナスが。

時間がないとか、
仕事に追われてとかそんな理由で、
この手紙をゴミ箱にポイって捨てられるようになるのか。
俺はそんなゴミにはなりたくないなって感じた。

俺はゴミを下に捨てに行く時、
一人になったので、こっそりとその手紙をポケットに入れた。
あくまでこっそりと。
何事もなかったかのように。

だから今日の日記でこんなことがかけるんだが。

俺はその手紙をこっそりととっておこうと思う。

俺がそんなカスみたいな野郎になりそうな時に、
この手紙を持ってれば、踏みとどまれる気がする。
今日抱いた嫌悪感を思い出す気がする。
この手紙を読み返して見ようと思う。