3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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濃過ぎた微笑みの国 2 ―世界遺産スコータイ編―

2017-08-15 20:43:25 | 
20170806

タイ2日目。

実はこの日はタイで俺が最も楽しみにしていた場所へと飛ぶ日。
タイに来てずっとバンコクにいるのではなく、5泊の内1泊を捨て、スコータイへと飛んだ。

この1泊2日のスコータイが濃すぎて濃すぎて、バンコクもアユタヤさえも食ってしまった。
それくらいこのスコータイの二日間は濃厚であった。本当に濃かったとしか言いようがない。
まあ、その分めっちゃ大変だったけどね。


朝は3時半起き。当然ホテルの朝ご飯を食べられるはずもないので、前日にボックスを頼んでおいた。
ホテルからスワンナプーム国際空港へ。昨日とは違う空港だ。

一時間もせずに到着。素早くチェックインを済ませ、朝ご飯のパンとリンゴに齧り付く。

空港内にはちょっとしたフードコートがあり、どれもおいしそうであった。ラーメン屋まであった。
マックもあり、タイのドナルドは合掌していることを知った。

出発のゲートの付近にはほとんど人がいない。スコータイ行の飛行機に乗る人はほとんどいないようだ。
プーケットやサムイ島へ行く飛行機は人が多い。
やはりスコータイに行くなんて渋すぎるチョイスだったのだろうか。

ゲートが開き、バスに乗り、飛行機へ。
何とも小さい飛行機である。セスナと変わりないくらい小さい。
しかし、ここはレガシーキャリアだ。しっかりしているだろうと思い直し、席に着きウトウトしていると…

機体の不具合のため、フライトは延期へ。

マジかよ… 一体どれくらい延期なんだ…

20分ほどとのこと。楽勝である。こんなの被害の内に入らない。散々の遅延の末、慣れてしまっている。

しかもこの遅延を待っている間、バンコクエアウェイズのラウンジをタダで使用できた。
逆にありがとうと言いたいくらいだ。やはりレガシーキャリアは対応が違う。
合計で1時間弱待たされたような気がするが、精神的ダメージもほとんどなく、飛び立つことができた。

スコータイ空港は想像していたとおり、柵がないパターンであった。
俺はこのスタイルが大好き。地平線まで見える。建物もタイ風の外観で、とても小さい空港。

バスを見つけたので、さっそく歴史公園へと向かう。
ここから移動は本当に大変だった。なんせツアーではなく、全部自分たちだけでやったんだから。

スコータイ空港から歴史公園であるムアン・カオ。

スコータイで拠点となる場所は三つしかない。

エアポート、パーク、シティ。これだけ。

この三つをどう移動するかがとてつもなく大変だった。

空港から歴史公園までは結構遠く、1時間以上かかった気がする。

まずは帰り方を確信。パークからシティまで行くバスが出ているとの情報を得た。
確かに公園入り口付近には大きなものや、ソンテオまでいろいろなバスが止まっている。
帰りにシティ行くかどうか確信していけば大丈夫であろう。

帰りのバスを確認したら、今度は公園内を異動する足の確保。

レンタサイクルを借りる。

公園内はとてつもなく広い。歩いて回ったんじゃとてもじゃないが見切れないので、機動力アップ。
値段も非常に安い。一日中無制限で50バーツくらいだった気がする。

入り口でチケットを購入。いよいよタイが誇る世界文化遺産、スコータイ歴史地区へ足を踏み入れる。

公園内をチャリで颯爽と走る。これがまた気持ちいい。
人気がないのかスコータイの公園内にも人はまばらだった。これがまたよくって、人がいなくて過ごしやすい。
まずは公園内で最も重要な遺跡、ワット・マハタートヘ。
ここは随分広い範囲で遺跡が残っていた。じっくり見て回ったので結構時間かかった。
ちなみに帰りにもここに寄ってしまった。

ちなみに、広大な敷地を持つこのスコータイ歴史公園。
小さいものまで含めると300以上の遺跡が存在し、いちいち足を止めていたらとてもじゃないが見きれないとのこと。

ここはアユタヤ朝に取って代わられた後、ずっと長い間ジャングルの中に放置されていたそう。
それを歴史公園として整備したものらしい。
なるほどジャングルの中に放置されていた荒涼とした様子がいたるところに散見でき、またそれが神秘的な雰囲気を醸し出している。

ワット・マハタートを後にし、次はワット・シーサワーイ。

ワット・トラパン・ングン、ワット・スラ・シーと定番コースで廻っていく。

そして気づいたらもう昼をとっくに過ぎていた。
ワット・トラパン・ングンの近くにあった売店でポテトチップとスプライトで休憩&昼食。
旅ではいつも昼食が犠牲になる。

休憩後はいよいよ城壁の外へまで足を延ばす。ここスコータイの歴史公園は城壁内だけだったら一日あれば余裕で見きれる。しかし、城壁の外まで行こうとすると、一日では見きれない距離に遺跡が点在しているのだ。

チャリをかっ飛ばして城壁を出て向かったのはワット・プラ・パーイ・ルアン。ここは城壁の北側に位置する。

ここまで来ると徒歩ではかなり難しい。チャリで10分ほどかかった。

ここ、ワット・プラ・パーイ・ルアンは敷地はワット・マハタートよりも大きい。
ほとんど廃墟と化しているが、かつてはワット・マハタートに次ぐ重要な遺跡だったそう。
場所もちょうど公園の北側の中心部にある。
ここまで来ている人がほとんどいなく、貸切状態であった。

荒涼とした廃墟の中に一際目立つ塔が。
その周りには多くの仏像が鎮座していたが、そのすべての首は刎ねられていた。徹底的に。

ここの地に立つと何か感じるものがあった。
悠久の時間というか、何年も放置されていたこのスコータイ遺跡を体現しているような佇まいであった。

そして次はいよいよスコータイの象徴というべき遺跡に向かう。

このプラ・パーイ・ルアンから自転車でまた10分ほど。ジャングルの中の静かな道を通り、到着した。


入り口からすでに大きな遺跡が見え、その隙間からかの有名なアチャナ仏が見えた。

その名もワット・シー・チュム。

スコータイ遺跡を象徴する遺跡である。地球の歩き方の表紙にもこのワット・シー・チュムのアチャナ仏が掲載されている。
本堂内は部屋のようになっており、保存状態が非常によかった。
目一杯に巨大な仏像が収められており、迫力は半端ではなかった。

ワット・シー・チュムを後にして、近くのお土産屋で小休憩。
良い時間になった。帰路につくことにした。

帰りがけにもう一度城壁内の公園へ。通った道と全く同じ道を再度通って、GoProで撮影しながらチャリをブッ飛ばして帰った。

レンタサイクルを返却し、一服。

帰りのシティ行きのソンテオへ。

最初はめっちゃでかい観光用のバスが停まっていたのだが、俺はどっかのツアー用のバスだったようだ。
間違って乗り込んでFor city?なんて恥ずかしいこと聞かなくてよかった。
周りの街並みを見まわしている。このバスが定期的に通っているわけがないではないか。
街の景観にふさわしいソンテオに乗り込む。窓もなく、まさに乗合バス。いろいろな人種の人たちとシティに向かう。

ソンテオは40ほどでシティに着いた。

この時はバスターミナルである終点まで行こうとしていたのだが、バスの運転手に今日の宿であるゲストハウス、J&Jゲストハウスの名を告げると、ここで降りろと言われ、降りる。どこだここ。

結果的にいうと、ここで降りなければ宿までたどり着けなかったので、本当に良かった。

ここで宿に向かう前に、スコータイ・トラベルセンターに向かう。明日の空港までのバスを予約しようと向かったのだが…


日曜日は休み…
やばい…


こうなったらバスターミナルから空港行きのバスが出ているか確認しようと向かう。
地球の歩き方によれば、本日の宿から歩いて行けるような距離なのだが…

道が続いていない。というか、細い、地元の人しか利用しない道はあるにはあるのだが、なんと犬が我が物顔で闊歩しており、スクーターでもない限り、徒歩で向かうのは無理だと地元の方に警告を受けた。ってことはバスターミナルには行けないってことじゃん。

どうしよう。最悪宿の人にタクシーを呼んでもらうか。


ということで本日の宿であるJ&Jゲストハウスへ。
こじんまりとしたバンガロータイプのゲストハウスだ。

受付のカウンターには人がいなく、読んでも出てこない。近くにいた子どもが呼びに行ってくれた。

チェックインはすんなりと済んだ。ここは日本でブッキングドットコムで予約した。格安。
一拍一人1000円ちょい。

タクシーを呼んでもらえるか聞いたところ、問題とのこと。値段を聞いたら700バーツ。
2200円くらいか。まあ悪くない。
ということで明日の3時半に宿に空港行きのタクシーを呼んでもらう予約をした。

帰りの方法が何とかなりそうなのでとりあえず、明日の朝食を買い出しに。
近くにあったコンビニでおにぎりとビールを購入。

夜ご飯はコンビニで済まそうと思っていたのだが、ゲストハウスにはレストランが併設されていてせっかく来ているのだからということでゲストハウスのレストランでディナー。
やはりタイ料理はおいしい。タイの有名ビール、チャーンビールをぐいぐいといただく。

ほろ酔い気分で部屋でさらに飲む。

すぐ外に出てたばこを吸えるのもありがたい。

着替えて寝た。明日はスコータイ2日目だ。






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