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Cincinnati Symphony Orchestra, Jesus Lopez-Cobos, マーラー第九交響曲 演奏会

2016年04月01日 01時08分09秒 | クラシックコンサート
今シーズンのシンシナティ交響楽団のプログラムを見た時からどうしても行きたかったプログラムでした。
この曲は2011年3月の震災の影響でストップした電気が復旧した数日後にふと頭に浮かんで聴きまくった個人的にとても思い入れのある曲なのです。ちなみに一番最初に聴いたのはメンゲルベルク指揮の「マタイ受難曲」です。
一時期、この曲しか流れなかったため、妻は当時の事を思い出してしまうので聴きたくないといわれ、演奏会へは一人で行かざるを得ませんでした。しかしながら、その間、ムスメの面倒を見てくれたかーさんに感謝です。

開演は19:30、少しだけ早めに退勤しまして車で向かいましたが、天気が悪かったせいか行きに二度、帰りに一回事故渋滞にハマりました。おかげで日本食レストランで夕食を、の計画がどこにでもあるマクドナルドに変わってしまいましたが。

今期初めてのMusic Hall、いつ見ても荘厳な建物です。




開演前のオケの様子。


相変わらず天井の装飾品が美しい。


指揮者はJesus Lopes-cobos、「ロペス コボス ヘスス」と表記されます。
アクが抜けたすっきりとした解釈、と言ったら良いでしょうか。
印象的だったのは、白眉の4楽章。演奏前にひとときの静寂を得てから指揮をはじめた姿が印象的でした。演奏後の拍手をするタイミングが難しい曲なのですが、音が消えてから数十秒のちに拍手が起こったことは聴衆もこの曲を分かっているなあと思いました。


4月に今回のプログラムをFMで放送するようなので要チェックします。