自称・へっぽこブログ!!

クラシック音楽やマンドリン音楽、オーディオやレコードなど。

レコードの洗浄

2017年10月26日 22時30分36秒 |  レコード関連
レコードを購入後、私は必ず「洗浄」します。理由は、購入するレコードは中古で消費大国で生活しているアメ人が扱っていたのでほとんどの盤はすぐに聴ける状態にないからです。そのまま聴こうとするとカートリッジの針が大変な事になるでしょう(怖くてやったことありませんが)。

ここで私のレコードの洗浄方法を記載したいと思います。創意工夫をモットーとしているので専用品は用いず身近にあるものを使っています。そうしないと補充を日本から輸入しなければなりませんからね。


さて、いつものShopで購入したレコード 。こりゃ、洗いがいがあります。


拡大。埃やカビが見えます。




レコード洗浄時のラベルの保護にeBayでラベルプロテクタを購入。洗浄液、というより洗剤は泡タイプの食器用洗剤を帰国時に購入しました。洗剤は「界面活性剤が少ないもの」が必須で、色の付いていない洗剤が良いそうです。これを選ぶのにおそらく30分は時間を費やしたと思われます。補充液もふた袋買ってあります。


まずはプロテクタをレコードに取り付けます。


レコード全体に水道水をかけます。熱湯厳禁!!
写真はバスタブでシャワーを使っていますが、普段は洗面台の蛇口を使っています。シャワーを使ったのはあまりにも汚れが酷かったため。


洗剤を「直接」レコードにつけます。普段は「ひと吹き」です。


レコードの汚れを取るブラシは「靴のみがきブラシ」を選びました。これは「馬の毛」で細くて柔らかいです。Walmartで$4.99でした。


洗剤をブラシを使ってなるべく時計回りで盤面全体に伸ばします。


もう一方の面も同じように洗剤を伸ばした後、水道の水で洗剤を洗い流します。


表面の水気をタオルで拭き取って、「食器用スタンド」でレコードを立てて乾かします。


このような感じでレコードを洗ってます。スタンドには最大8枚しか置けません。
この前、朝の9時ちょうどにスタート、8枚洗い終えたら9時40分でした。一枚あたり5分、8枚で40分かかっている事になります。

今のところ、レコード自体に問題はないのでこの方法でレコードを洗浄しています。


レコード購入

2017年10月23日 22時31分10秒 |  レコード関連
レコード購入の履歴を記載していきます。

10月6日
Venders Villageというアンティーク?ショップで発見。ヨゼフ・グリプスのハイドン交響曲セットは25%割引の$3.75、サン,サーンスは未開封品$1.00、LOレコードは一番高い数字で$4.75。合計$9.90。


LO盤は付属品が付いていて思い切って購入した甲斐がありました。



以後はマニアの殿堂「Half Price Books」で購入したレコード。15%引で合計$18.89。
まずはクリプス指揮ロンドン響のベートヴェン全集。何と7枚組$1.99(購入時$1.69)で売られていました。即、確保。缶入り5枚組CDセット(中古、最初の二枚紛失)を処分しても良いくらい。


お次はアルフレッド・ブレンデルのシューベルト・ピアノ曲集。PHILIPSレーベルではないんですね。驚きの$2.99($2.80)。


次は黄色のレーベル・ドイツグラモフォン。カラヤンのブラームスだけ$2.99($2.54)で他二枚は$1.00($0.85)。
アメリカには無い「TowerRecords」のビニル袋が被さっているので同じ人が所有していたと考えられる。
ワグナーはCDでも持っています。
ブラームスの第一交響曲はレコードだけで4枚も集まってしまった。しかもカラヤン先生のは年代、レーベル違い。


これらはおそらく未開封盤。未開封でも1ドル、割引適用後で$0.85です。1812年だけ$2.99($2.54)。


ここにもブラームスの第一交響曲。幻想交響曲は帰国休暇した際に演奏会に接してレコードで探していた曲。ビーチャムの「英雄の生涯」はこの前のHalf Price Books祭で見たような記憶が。


さあ、今回も見つけました、Westminster 盤とColombia 盤。これがたったの1ドルなんですよ!!
Colombia 盤はジャケットのデザインが独特です。


貴重なWestminster 盤、ジャケットが大変なことになっています。それでも確保しました。ジャケットは直せば良いのですからね。




Louisville Orchestra,「Why Beethoven?」

2017年10月19日 00時00分35秒 | クラシックコンサート
10月14日はLouisville Orchestra 定期演奏会「Why Beethoven ?」へ行ってきました。

前半は音楽監督Teddy Abrams のベートヴェン第七交響曲の解説、後半は第七交響曲を演奏、と第七交響曲のみのプログラムでした。


前半のプログラム「A Musical Breakdown」となっていたので、「分解」ということはどういう事かと思っていたら、文字通り楽曲解説でした。
音楽監督自らのピアノとオケで解説していただいたのですが、残念ながらTeddyさんの早口の英語と私の乏しい英語力では全てを理解する事叶わず、時々、瞑想してしまいました。

印象に残っているのは第一楽章の4分台に現れるフルートの「ミミミミー、ミミー、ミー」を「EEEE〜、EE〜、E〜」と表現して笑いを誘っていた事。本人は笑いを誘うつもりだったのか、本気だったのかわかりませんが、しっかりと笑いを取っていました。


さて、休憩を挟んだ後半の第七交響曲、それはそれは活気溢れる素晴らしい演奏でした。例の一楽章の部分は客席から少し笑い声が出ましたが。四楽章は疾風怒濤、こんな演奏を聴くとレベルが上がったなぁと。
一緒にいたかーさんは「四楽章は好きになれない演奏」と言っていましたが(私に連れられて何回も実演に接しています)、それは個人の好みによるでしょう。


Teddyさん、若いせいか、棒(指示)の仕方がすんごく激しい。でも、その激しい動きにつられてオケも引っ張られてパフォーマンス向上するのでしょう。


ところで10月14日はバーンスタイン先生の命日。Teddyはマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)に師事、MTTはバーンスタインに師事しているのでTeddyはバーンスタイン先生の孫弟子にあたります。
バーンスタイン先生の最後の演奏はボストン響との第七交響曲。Teddyはそれを意識して本日のプログラムに持ってきたのでしょうか?!

休憩中に隣の席の淑女とお話しましてお互いMini Series の定期会員でした。席はほぼ固定なのでまたお会いすることになるでしょう。定期会員になるとこのような出会いもありますね。

最後に演奏会前に食した夕食。





8&12cmのタンデムスピーカーを8cm一本化に変更

2017年10月13日 23時39分23秒 | オーディオ
レコードプレーヤーを購入してからというもの、ほとんどレコードばかり聴いています。
レコードは全て$0.50~$5.00までの中古なので聴く前に必ず洗浄、さらにA/B面のひっくり返しとひと手間・二手間必要ですが、デジタルにはないレコード特有の「底知れない魅力」に取り憑かれています。

システムがレコード中心に変わってから、スピーカーキット「KT-812」8&12cmタンデムスピーカーの内部ユニット(12cm)を駆動するデジタルアンプへの出力信号が弱いことに気がつきました。そのため、デジタルアンプのボリュームを大きくしなければなりません。そうなると、
・12cmを有効に使っていないのでは?
・8cmだけの駆動の場合、内部の12cmが8cmの駆動を邪魔しているのでは?
・複雑化してきたシステムを見直したい。
と考え、思い切ってタンデムスピーカーをやめ、8cm一本に変える事に決めました。


このようにうちのスピーカーは外側に8cm、内部に12cmのユニットがあります。12cmはダイトーボイス製です。長い間、ご苦労様でした。


8cmユニットの固定ネジが大変な事になっていたのでついでに補修する事にしました。


モンダイのネジ穴に割り箸突っ込みます。


接着剤で割り箸先端を固定、無事、補修出来ました(今思えば、シールのネジ穴を埋めておけば良かった事に気付く)。


ユニット穴の縁を「 エジ穴補修用のパテ」で補修しましたが、これは失敗。


半日放置しても固まらないのです。8cmユニットを取り付ける際、そのパテがユニットにくっついてしまうのです。


結局、削り取って、接着剤を塗布しました。接着剤は30分後には乾いていました。


ダクトの長さも変えて低音増強してみる事にしました。オリジナルは実測11cm、キッチンペーパーの「芯」がちょうど良いサイズだったので適当な長さに切って元のダクトに挿入、取り敢えず20cmに位置を調整しました。


8cmユニットを取り付けて背板をネジ止めする前。内部ユニットはありません。


スピーカー正面。限定版FE83-SOLがきちんと見られるのはこの時だけ。


ユニットに保護カバーを取付、と言っても流し台のゴミ取り用網を付けただけですが(^_^)。



さて、8cm一本化とダクト長変更の効果は、と申しますと、
ハイドン作曲オラトリオ「四季」(カール・ベーム指揮 ウィーンフィル)を聴いたところ、8cmユニット一本でも大規模編成を十分に鳴らしているではありませんか。更に気持ち、人の声が良くなった気がします。またデジタルソースも音がクリアになった気がします。
低音に関しては、正直、大きく変わった感じはしません。箱の容量から適切なダクト長を算出するか、アンプ側のBASSのボリュームを大きくするなど対策が考えられます。しかし、後者に関しては、BASS・TREBLEを通さない「Pure direct」を使っているので現実的な解決方法ではない。
または休眠中のサンスイAU-666をムリヤリ復活させるか。

取り敢えず、KT-812の8cmユニット一本化は今のところ成功と言えるでしょう。
当分はこれで使ってみたいと思います。


次の課題は、
・ツイーター「TAKE-T」の設置
・バーチャルアースの設置
・オーディオ用電源タップの購入
・スピーカーキットの工作
など挑戦することは多々あります。




Louisville Orchestra, 2017/2018シーズン開幕

2017年10月01日 22時02分39秒 | クラシックコンサート
9/23(土)よりLouisville Orchestra の2017/2018シーズンが始まりました。今シーズン、我が家は全10回のうち5回の演奏会を任意で選択出来る「Mini series 」を購入しました。もちのろん、全て「古典音楽」のプログラムで固めました。


開幕戦のプログラムは下記の通り。指揮は音楽監督のTeddy Abrams 、ピアノ独奏に大人気の「Yuja Wang ユジャ・ワン」を迎えての演奏会です。


演奏前にはオープニング恒例の「アメリカ国家斉唱」。この風景には毎度感動します。

さて、一曲目はTeddyの先生・Ford Lallerstedt作曲「Mumbo! Jumbo!」。演奏後には師がステージに登壇しました。

二曲目にYuja WangのPf独奏を迎えてのラフマニノフ「ピアノ協奏曲第4番」。有名どころの「2番」だと勝手に思っていてパンフレット見て初めて4番だと言う事に気がつきました(大丈夫かね?!)。

ピアノの前にマイクが設置されて???マークがつきましたが、なるほど、ピアノの曲がオケに消されていました。超絶技巧を要する曲だけに残念。

Yujaさんは聴衆のスタンディングオベーション後にアンコールとして二曲(トルコ行進曲・カルメン)演奏してくれました。


休憩を挟んで、メインのチャイコフスキー第五交響曲。相変わらず楽章間で拍手する聴衆ですが、演奏は数年前から比べると格段にレベルアップしています。
当時は今回のような熱のこもった演奏を聞けるとは思いませんでした。四楽章の激しさも若いTeddy さんだから追い込めるのでしょう。
オケも成長しているのだから、聴衆も成長しようよ(と思うのは日本人だけ?!)。


最後に今年2017年はルイヴォ・オーケストラ創立80周年を迎えました。それを記念してCD発売、もちのろん情報は入ってましてTeddy
さんのサイン入りCDを注文済です。
11月の演奏会で80周年を祝うようです(この演奏会はMini series に入れていませんでした)。



おまけ
演奏終了後にサインすると聞いていたYujaさんが登場、目の前に現れて派手な衣装にドキドキしてしまいました。




ルイヴォ・オケの新譜CD にサインする音楽監督Teddyさん。


ルイヴォ・オーケストラ。今年のパフォーマンスも期待していますよ。