自称・へっぽこブログ!!

クラシック音楽やマンドリン音楽、オーディオやレコードなど。

Sakura Ladies Chorus 20th Anniversary Concert

2018年05月29日 23時53分04秒 | クラシックコンサート
一週間以上前の話になりますが、5/19(土)にNorthern Kentucky university の会場でSakura Chorusの20周年記念コンサートが行われました。このグループに私たちの友人が参加していることから車で1時間半かけて駆けつけました。


この日は大学側の「卒業式」と重なり周辺は大混雑、車を停めるのに苦労したのと構内が広いので会場までたどり着くのに少々パニックになりました(車を降りたのが開演15分前、更に構内のマップが無いため)。

開演4:30ギリギリに会場到着。
プログラムは日本の曲中心、日本人の団体らしく十分に特訓前・練習なされたようで、奏者の声が飛び抜けて聞こえたりせず、音程もあっていてアメリカのアマチュアとしては十二分なレベルでありました。


第一部はコーラスグループのみ。


後半はOBの方々を混ぜて。
この日のためにわざわざ日本から飛行機を飛ばして出演なさった方もいたそうです!!


第二部はCincinnati響ヴァイオリン奏者と「ハナミズキ」を共演。



休憩を挟んで沖縄太鼓、バンドの演奏の後に子供達の合唱。
真剣に歌う姿を見てほのぼのとしました。最後は、子供達とコーラス、観客と一緒に「We are the world」を熱唱。3時間以上に渡った演奏は盛大に終わりました。


Cincinnati OHに近いといっても日本人の居住者はそれほど多い訳ではなく、日本人赴任者が数年で帰国する入れ替わりの激しい環境です。そのような環境の中で20年も日本人を中心としたコーラス活動を続けてこられた熱意に感心いたしました。
今後の素晴らしい活動を祈念致します。




Louisville Orchestra, "Rite of Spring"

2018年05月14日 23時47分46秒 | クラシックコンサート
本日の公演で我らがルイヴォ・オーケストラ2017/2018シーズンも終了となります。最終公演のプログラムは、
前半はR.シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
後半はストラヴィンスキー「春の祭典」


シュトラウスの前にティンパニ奏者がルイヴォ・オケ在籍50年を迎えたと発表されました。50年ということは20代でオケに入団したとしたら、現在は70代という事になります。50年という在籍年数に驚くとともにルイヴォオケの栄枯盛衰をよく知る唯一の人物でしょう。

前半の「ツァラトゥストラ」は2001年宇宙の旅で有名なあの旋律の曲です。しかも、私個人的に、“R.シュトラウス"とは友達になれない「苦手な」タイプ。しかしながら、音楽監督Teddy Abrams の指揮棒によって一度も落ちずに聞き通すことが出来ました。途中、曲が終わったと勘違いして拍手しそうになりましたが。

後半は「春の祭典」。
この曲も実演に接するのは初めての事かもしれない。このオケでこの曲に接する事が出来るとは思ってもいませんでした。数年前のオケのレベルであれば「崩壊」していたでしょう。
しかし新たに音楽監督となられたTeddyの的確な指揮によりとても迫力あって覇気が感じられる演奏でした。素晴らしい演奏でした!!
第1部を終えた時にはおそらく汗だくだったのでしょう。しばし汗を拭うための時間が必要でした。

木管楽器の奏者へ。



打楽器群は大活躍!!


コンサートマスターのLefkowitz 氏と。


観客は総立ち。
観客の熱狂的な拍手に応えてTeddyが登壇した後で今シーズンが終わりました。


演奏会終了後に管楽器群が写真を撮っていました。


駐車場へ向かう途中で、コントラバス奏者と会話する機会がありました。「春の祭典は素晴らしい演奏だったよ」と言ったら「It's very tricky」と言ってました。演奏後に奏者の方とお話できるというのもアメリカならでは、と思いました。

私のLouisville Orchestraコンサート通いは今回の演奏会をもって「最後」となりました。Teddyは言っていましたが、 昨年発売したCDがビルボードで一位を獲得、多くの定期会員を獲得したりと「復活」を成し遂げました。そしてこのオーケストラは音楽監督Teddy Abramsのもとでますます成長することでしょう。
来シーズンは聞きに行くことはできませんが、シーズン終了後の放送を楽しみに待っています。


アメリカの一地方のオーケストラですが、今後もエキサイティングな活躍を期待しています。
Louisville Orchestra、ありがとう!!

Louisville Orchestra, "Beethoven Piano Concerto"

2018年05月01日 21時47分01秒 | クラシックコンサート
4月28日の土曜日は久しぶりのルイヴォ・オーケストラ演奏会がありました。今回のプログラムは
ウェーバー 「オベロン」序曲
ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番
シューマン 第二交響曲
Pianist, Andrew Hsu
Conductor, Courtney Lewis



今回のプログラムはどれも実演に接するのは初めて?!のような、そうじゃないような。という事で、演奏会前にベートーヴェンとシューマンは予習していきました。


オープニングの「オベロン」序曲はスコアなしでの指揮。Lewisさんお得意の曲なのでしょうか。オーケストラをぐいぐいと引っ張る力強い演奏でした。

次はベートヴェンの第四ピアノ協奏曲。Hsuさん随分と椅子を低くして演奏していました。まだ20代のように思えますがカデンツァの速いパッセージを難なく演奏しており技巧的にも音楽の感性にも優れているので、今後の活躍が楽しみです。


休憩を挟んで、シューマンの第ニ交響曲。
実演と予習では曲の印象が変わりました。いやいや、中々に面白い曲でした。
予習時は取っ付きにくい曲だなぁと感じたのが、Lewis さんのオーケストラをどんどん煽る急かす指揮のおかげで、お付き合いしやすい曲に印象が変わりました。
四楽章最後の「ティンパニ連打」でクライマックスを迎え、音が消えると大きな拍手が起きました。もちろん、いつものようにスタンディング・オベーションの方々がほとんど。


金管楽器群の皆さんへの健闘を祝して。


相変わらず楽章間で拍手していますが、もう、これは、アメリカ特有の現象と思う事にしました。そして次の演奏会が今シーズン最後の演奏会となります(もちろん、私はいきますよ)。

終演後の暗闇の中に鮮やかに輝くThe Kentucky Center for the Performing Arts。この中がWhitney hallとなっています。



おまけ。
青空の中にそびえ立つCathedral大聖堂。


夕食のSushi Delax。日本人の料理人が調理しています。