クヮルテットの紅一点、Viola奏者・馬渕昌子さんのCDを購入しました。
クヮルテットの紅一点、Viola奏者・馬渕昌子さんのCDを購入しました。
日立市のシビックセンターにて、ひたちジュニア弦楽合奏団の定期演奏会があると聞きムスメも一緒にシビックセンターまで足を運んでみました。
新型コロナ対策とかで一席ごとに空けられていましたがほぼ満員。二階の席を確保。
日立市では久しぶりのクラシックコンサート、皆さん心待ちにしていたのでしょう!!
前半はモーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、グリーグの「ホルベルク組曲」。
ホルベルク組曲は、私が大学二年のときに所属していたマンドリンクラブの定演で演奏した思い出の曲。
当時、技巧的な難しさと曲の難解さ、そして北欧系作曲家特有の抑揚の少ない曲調でお友達になれきれず。
そんなホルベルク組曲。パンフレットに書かれているように合わせるのが難しいんです。
多少?調弦が狂っていたり、止まってしまうんではないか、と不安いっぱいの演奏でしたが、若さに溢れ失敗にめげない溌剌とした演奏。素晴らしいではありませんか!!
5楽章のVnとVlaのソロの掛け合いも良かったですよ。4楽章のCelloのソロとかも。いっぱい練習したんだろうな。
休憩後はベートヴェンの第5交響曲より第1楽章のみを演奏。管は日立交響楽団の賛助。
管の音で弦楽の音を消してしまい、もう少し音量を考えてほしかったな。でも曲の雰囲気は十分伝わりましたよ!!
アンコールはピチカート・ポルカ。アンコールになってようやく、この曲だけ小学一年生のムスメが集中して聞いていた。
巷では、それ海外オケに来日だ、プロのオケのなんとかだ、とか言っていますがそれだけがクラシック音楽では無い事を教えていただきました。クラシック音楽の土壌があまり育っていない地方で高校生以下の若人たちがクラシック音楽を演奏しています。
少々音程が???だったり、縦の線があっていなかったりしていましたが、そんなことはどうでも良い。
まだ10代の人達が頑張って演奏会を開いてくれている、そしてそれを聞きに来る人たちがいることが嬉しく思いました。
少々団員が少ないようですが、これからも末永く活動していただきたいです。
応援しています!!
ムスメが書いたイラスト、
コンサートの雰囲気を十分に感じられます!!
行ってきました!!
いわき芸術文化交流館アリオスのチェロ奏者・丸山泰雄さんの無伴奏チェロリサイタル、ライブ。二度の延期を乗り越え(最初は毎度の新型なんちゃら、二回目は開催直前の地震の影響)、三度目の正直で開催となりました。
演奏曲はJ.S.Bachの無伴奏チェロ組曲2番を先発に、その後はリサイタル直前に発売されたCD「ピカレスク」の曲を中心としたプログラム。Bach以外は全て現代曲という意欲的なプログラムです。
Bachの頃には考えられなかった様々な奏法を駆使してこれらの曲を歌い上げました。
はっきりいいますが、チェロ一台で弾いているとは思えない難曲ばかり。前二列目の席を確保しましたが右手の難しさがよくよくわかります。途中、弓の糸が切れ松脂が飛び散るような感覚を覚えました!!
CDを聴いてみましたが、G.ソッリマ「コンチェルト・ロトンド」なんて多重録音にしか思えません(実演は確かに無伴奏でした)。平野義久氏の「ピカレスク」はその日が初演ということで、初演に接することができて嬉しく思いました。
終演後は
・ライブ録音に接したヴィルタス・クヮルテットのベートヴェン弦楽四重奏曲第13番
・丸山さんのCD「ピカレスク」
を購入。ご本人からサインをいただきました。
いわき芸術文化交流館アリオスの公演はレベルが高いです!!
Covid-19第三波到来?!とか言われる中、11/21にアリオス小ホールで「コレッリとその後」と題するコンサートが開催されました。
私達にとって2/29のヴィルタス・カルテット以来、約9ヶ月ぶりの演奏会です。当日の昼間は暖かく薄着でいわきに来たのですが、夜はかなり冷え込んで薄着で来たことを後悔しました。
Covid-19のせいでチケットは電話予約のみと面倒な事になりましたが、発券されない限りキャンセル料は掛かりません。車で一時間かけて来場する我々にとってはドタキャンの可能性も否定できで一応、この点は便利になっています。
さて、当日のコンサートは一席ずつ空けて着席と三密を避けてコンサートに挑みました。
赤津眞言: バロックヴァイオリン
武澤秀平: バロックチェロ
伊藤一人: チェンバロ
コレッリというと正直「地味」と思ってしまうのですが、合奏協奏曲の「クリスマス協奏曲」や私の大好きな「ラ・フォリア」が有名ですね。このコンサートのオープニング(一曲目)がなんと「ラ・フォリア」!!
バロックチェロの武澤さんとチェンバロの伊藤さんだけがステージ上にいて「チェロでこの曲を弾くのか?!」と思ったら、なんと舞台袖から「レ~レ~ミド~ド~」とあの有名な旋律をバロックヴァイオリンで奏でながら登場!! カッコ良すぎですよ!!
バロックヴァイオリンの赤津さん、下記のように述べておられました。
・何もなければ20公演以上するはずが、キャンセルが相次ぎ、最終的にアリオスを含めた二公演のみの開催となった。
・赤津さんはオランダ在住。この公演だけは絶対に開催してやる、という意気込みで来た(感謝!!)。
・コレッリの作曲法は完璧。
コレッリ繋がりで今まで全く接したことのない作曲家たちの作品に接することが出来、またこの状況の中でコンサートを開いていただいた三人に感謝して会場を後にしました。
FBからの情報で山形交響楽団の第283回定期演奏会がCovid-19の影響で中止。代わりに無料動画配信を行うことを聞きつけて夜7時に日本酒熱燗と枝豆を準備してスタンバイしました。
じつは、私、1994年から98年まで山形と米沢にお世話になって、その間、山響の演奏会に足繁く通ったものです。
その後、山形の土地を離れてしまったため、一度も山響の音に接すること無く過ごしてきました。しかも今回、残念な結果になりながらもネットを通して22年ぶりに山響の音を聴くことが出来たことに深い感慨を覚えました。
Adoloid TabletとJBLのBluetoothスピーカーFLIP4を通して聴きましたが、画像・音質とも十分満足の行く品質でありました。
あの○っぽこの山響がこんな音を出すのか、しかもVnが向かい合う古典的な両翼配置。
しかも会場の山形テルサのコンサート会場としてのレベルの高さに驚きました。当時は市民会館と県民文化会館を本拠地としていたんですよね。
後半のシューマンの第二交響曲、実演に接したのは初めて? あまり記憶に無く、プログラムにあったら敢えて聴く気力を失いかねない曲です。
でも、今回の山響の演奏に接して演奏前のインタビューで指揮者の阪さんが言っていたとおり、「隠れた名曲」であることに気が付きました。。全楽章、ハ長調とハ短調とまったくもって珍しい構成で適当に聞いていると「変化がなく面白みに欠ける曲」に聞こえてしまうのでしょう。そのためシューマンの交響曲は敬遠してしまう事になっていました。
それが、どっこい、今回の演奏はそれを感じさせないほどの演奏でした。素晴らしかったですよ。今度、探し当てるレコードのリストにこの「第二交響曲」も含めたいと思います。
1&2楽章は快活な楽章で、反対に第三楽章はゆっくり目の楽章を入れるなど、ベートヴェンの第九交響曲の構成と似ているな、とも思いました。
こうして家の中でリアルタイムで演奏会に接することができて「ネット配信バンザイ!!」と叫びたいところですが、我が家にはもうすぐ年長さんになるガキンチョがいるので、後半のシューマンはムスメの世話に追われました。家庭で聴くとなると集中して演奏に接することができないのが難点ですね。
でも会場では絶対に不可能な「アルコール片手に生演奏聴いて家族と演奏の感想を言い合う」という事はネット配信でしかできません。
今回の件を通して、無観客だろうが観客がいるだろうがコンサートのネット配信は新たなある種の可能性を生むのではないか、と思いました。