ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 Louisville公演
19:30 Whitney Hall
ピンカス・ズーカーマン ヴァイオリン独奏&指揮 Amanda Forsyth, Cello独奏
J.S.Bach ヴァイオリン協奏曲第一番
J. Brahms ダブルコンチェルト
L. Beethoven 第5交響曲
仕事を早めに切り替えて、お家で夕食食べてからいつものWhitney Hallへ向かいました。仕事疲れで寝るのを心配していましたが、前半の協奏曲では何度か記憶を失いそうになりました(^_^;)
私の古い記憶では、2003年に台湾でイツアーク・パールマンさんの代役としてズーカーマンさんとご対面(ベトベンのヴァイオリン協奏曲)した記憶があります。
弾き振りでかっこいいパフォーマンスを期待したのですが、細かい指示は皆無でした。前半は協奏曲、後半は指揮と緊張しっぱなしだったと思うのですが、それに合わせてずっと立ちっぱなし。
あの有名な「ダダダダーン」で始まるベトベンの第5交響曲、ダダダの前にダ1個分の休符が入っているのです。これをどのように処理するのかが指揮者の腕の見せどころ。気合を込めた出だしを期待したのですが、ズーカーマンさんはあっさりとした指揮。重く重厚な音を期待していただけにちょっと拍子抜けしちゃいました。オケがロイヤル・フィルなので、重厚な音を期待するのは無理でしたでしょうか。
ズーカーマンさんの指揮は音の出だしを指示するくらい、演奏の大元は演奏者に任せている感がしました。
米国には珍しいアンコール。一曲目はモーツァルトの「フィガロの結婚」序曲。
二曲目は、Vn奏者の楽器を借りて「米国の皆さん、ヴァイオリンに合わせて歌いましょう!!」とパフォーマンス!! E○ILEじゃないけど、さすがVn独奏の巨匠。ズーカーマンさんのやりたい放題だったような感じがしました。
しかし、楽章間ごとに拍手していたLouisvilleの観客。今ではレアな聴衆ですよ。でもこの事に目くじら立てるのは日本人だけなんですって。