斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

今日の講義の感想

2011年04月11日 23時26分16秒 | 講義記録
結晶構造特論

本日は、アモルファスと結晶とをどのような見方でみるかという話をしました。物性の基本は密度であり、密度は構造に依存するという話は理解できたでしょうか。ところで、物質の密度をはかる方法を知っていますか?普通に重さと体積を測れば算出できますね。では100 nmの薄膜の密度の測り方は知っていますか?XRR法という方法があります。かなり精度よく測れます。復習の一環として、XRR法による密度の測定法について調べるとよいでしょう。必ずどこかで役に立ちます。教室が狭くて申し訳ないです。今日は3人がけすべて座ってちょうど全部埋まりました。90人くらいの受講者かもしれませんでした。

安全指針
学部3年生向けの講義でした。まずは、「前に座りなさい。」いまどき、消極的な人は社会においてどうかな、と思います。自分でとりにいってください。もっと前にすわるようにして。
安全指針として、2つのことを言いました。(1)ありえないことだけれども、あったら一巻の終わりという想定を常にしておくこと、(2)知らなかったではすまないことを事前に知るように。いろいろなリスクの中を生きていくわけですが、利益を得るためにはある程度のリスクをとらないとなりません。でもそのリスクはできるだけ低く、万が一失敗しても取り返しがつくようにする準備が重要です。

指をきって、出血したら、止血をします。でも、いいわすれたことがありました。傷口を水道水の流水で流してください。感染予防のためです。それから止血を行います。

やけどの場合、体表面積で15%以上は重傷です。ここでもいいわすれましたが、やけどの程度は問いません。赤くなる程度でも15%以上は重傷です。赤くなる程度は1度熱傷といいます。水泡ができたり、一部焦げたりすると、2度、3度と程度が悪くなります。でもやはり熱傷は表面積で判定します。やけどのときにはとにかく水道水の流水をかける。

詳細については、ぜひ赤十字救急法講習会を受講してください。より詳しい勉強ができます。泳げる人は、ぜひ水上安全法救助員養講習会を受けてください。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日の無機材料科学

2011年04月11日 23時22分08秒 | 講義記録
材料開発工学課程3年生へ

明日のI限の話です。4月5月で無機材料科学II(植松教授)を先に行います。そして6月7月で無機材料科学Iを行います。

明日は、8時50分に該当教室に集合してください。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする