斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

最後まで津波と戦いました

2011年04月26日 21時38分17秒 | 水難・ういてまて
名取市閖上地区にて名取消防閖上出張所に勤める消防士3人が最後まで津波と戦い、命を落としました。

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20110425_23.htm

そのうちの、野地航さんは、着衣泳研究会所属の指導員でした。お会いしてお話したこともありますし、メールでのやり取りもなんども行いました。とても熱心に質問してくれまして、きっとこれから津波を想定して、名取で着衣泳の普及に活躍してくれるのだろうと楽しみにしていました。野地航さんはじめ、亡くなられた3名の消防士のご冥福をお祈りします。

閖上地区を4月3日に訪問しました。比較的大きな住宅地で、高台が見当たらない場所です。数軒の民家を残し跡形もなく住宅が流されていました。住民の避難誘導をする消防士により多くの住民の命が救われたことと思います。きっと住民より先に逃げることは、使命感により、できなかったのではないかと拝察します。






着衣泳のホームページ
http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm

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