斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

大学院講義期末試験正答公開

2013年06月03日 19時50分37秒 | 講義記録
1.面群
(a) pm (No.3)
(b) p4mm (No.11)

(a)の問題は、「2回軸なし、鏡映線あり」の組み合わせで、面群はpm,cmしかありえません。cは面心格子を意味しますが、本題は面心格子ではないので、残るはpmのみ。

2.空間群


左上に描いたモチーフが4角に広がります。

3.格子描画 Im-3mは体心立方格子です。
2aサイトのA原子が0,0,0の位置ばかりでなく、1/2,1/2,1/2の位置にも来る。その両位置から6bサイトのB原子が配列することに注意。

出席人数が多くしかもたいへん出席率の高い講義だったので、講義をするほうとしては満足しています。大学院としてのハイレベルな講義を堪能できたと感じてもらえれば光栄です。

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NSTC訪問3

2013年06月03日 05時01分04秒 | 企業訪問記
洋上施設あるいは船舶から緊急脱出するための救命艇を見学しました。


フリーフォール式救命艇です。斜めに設置されていて、乗務員が乗り込むと、海面に斜めに落ちていきます。高さ約10mで、下から見るとたいしたことはありませんでしたが、上にあがるときに階段途中で高さに体が動かなくなりました。


全国の商船高専にも救命艇があり実習で使っています。高専訪問したときに見学しました。いつもは中をちらりとみる程度でしたが、今回は中に入って落下前の体勢を体験しました。
 

落下の体験はしませんでしたが、このFRPで囲まれた構造体、高さ30mから落下しても内部の人間には影響がないとのこと、ノアの箱舟を想像してしまいました。

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