我が国の技術者教育は、日本の産業に大きく影響を与えます。
特に新卒技術者の数をいじることは、将来の我が国の産業構造を変えることであり、そのようなことが行われるのであれば、十分な議論を尽くしてからでなければなりません。会社規模にかかわらず、より多くの企業、特に第2次産業からの意見を聞かなければなりません。
このブログでは、これから不定期にさまざまな観点から技術者教育を見つめていきたいと思います。
今回は、平成22年国勢調査抽出速報集計(総務省統計局)の結果について示します。
我が国の技術者数 2,192,200人
内訳
農林水産・食品技術者 44,400
電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く) 298,800
機械技術者 220,900
輸送用機器技術者 99,100
金属技術者 23,100
化学技術者 75,700
建築技術者 247,800
土木・測量技術者 228,300
システムコンサルタント・設計者 484,000
ソフトウェア作成者 292,000
その他の情報処理・通信技術者 110,700
その他の技術者 67,300
一方、人材供給となる大学等新卒技術者数は(平成7年の古いデータですが)次の通りです。
109,624人
(内訳)
6,035人: 高等専門学校卒
4,491人: 短期大学卒
74,819人: 大学卒
23,182人: 大学院修士課程卒
1,097人: 大学院博士課程卒
平成25年度では高等専門学校卒は5941人で、修士課程修了ではおおむね25000人程度なので、古いデータでも現在とおおよそ変わっていないと思われます。
我が国の約11万人の新卒技術者のうち、高専卒が6%弱ですが、高専からの進学者が専攻科も含めて4000人ほどですので、4%弱は上述の大学卒以降のカウントに将来含まれるものです。すなわち新卒技術者の10%ほどが高専を経由しています。
両技術科学大学では年間700人ほどの修士修了者を輩出しています。全国の技術系修士課程修了者のうちの3%を占めることになります。
特に新卒技術者の数をいじることは、将来の我が国の産業構造を変えることであり、そのようなことが行われるのであれば、十分な議論を尽くしてからでなければなりません。会社規模にかかわらず、より多くの企業、特に第2次産業からの意見を聞かなければなりません。
このブログでは、これから不定期にさまざまな観点から技術者教育を見つめていきたいと思います。
今回は、平成22年国勢調査抽出速報集計(総務省統計局)の結果について示します。
我が国の技術者数 2,192,200人
内訳
農林水産・食品技術者 44,400
電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く) 298,800
機械技術者 220,900
輸送用機器技術者 99,100
金属技術者 23,100
化学技術者 75,700
建築技術者 247,800
土木・測量技術者 228,300
システムコンサルタント・設計者 484,000
ソフトウェア作成者 292,000
その他の情報処理・通信技術者 110,700
その他の技術者 67,300
一方、人材供給となる大学等新卒技術者数は(平成7年の古いデータですが)次の通りです。
109,624人
(内訳)
6,035人: 高等専門学校卒
4,491人: 短期大学卒
74,819人: 大学卒
23,182人: 大学院修士課程卒
1,097人: 大学院博士課程卒
平成25年度では高等専門学校卒は5941人で、修士課程修了ではおおむね25000人程度なので、古いデータでも現在とおおよそ変わっていないと思われます。
我が国の約11万人の新卒技術者のうち、高専卒が6%弱ですが、高専からの進学者が専攻科も含めて4000人ほどですので、4%弱は上述の大学卒以降のカウントに将来含まれるものです。すなわち新卒技術者の10%ほどが高専を経由しています。
両技術科学大学では年間700人ほどの修士修了者を輩出しています。全国の技術系修士課程修了者のうちの3%を占めることになります。