斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

回折波の重畳現象

2017年12月30日 18時07分48秒 | 水難・ういてまて
消波ブロック帯の間の隙間には沖から向かってくる波が回折を起こします。回折波は消波ブロックの岸側に半円を描くように回り込んできます。そうすると、2か所から来た回折波同士が重畳し、高い波を形成します。
北海道新聞にその回折波の上空からの写真が掲載されています。

今回、その高い波の発生する様子を陸上から撮影しました。
消波ブロック帯に沿って左右から波が回り込み、ブロック帯の中央付近でぶつかり高い波を生成し、それが汀線方向に向かってすすみ、崩れていく様子がわかります。

このような高い波が急に発生すると、ここで遊んでいる人は急な高波にのまれたようになります。泳ぎのできない(浮き身の取れない)人は沈水してしまいます。

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