斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

就職活動がんばれ②

2019年03月14日 15時41分53秒 | 就職活動
人とコミュニケーションをとるのが苦手な学生がいます。
該当する本学の物質材料工学専攻・課程の学生は早く私にコンタクトしてください。

人とコミュニケーションをとるのが苦手とは、相手のいっていることがすぐに理解できない、しゃべろうとしてもなかなか言葉が口に出てこない、自分の考えていることが相手に理解してもらえない、などです。

いろいろな企業で「コミュニケーション能力が高いこと」が求める人材に必要な条件とされているという記事を散見しますが、一見説得力がありそうで、実は中身がぜんぜんないフェイクものです。

問題は、その人の知的能力や体力や好きなものに対するやる気や嫌いなものを早く片付ける気があって、それでコミュニケーションができるという点です。とりあえずコミュニケーションができれば数年は持ちますが、口だけ上手な人はそこから先は全くダメで、仕事ができません。では、その人の知的能力や体力や好きなものに対するやる気や嫌いなものを早く片付ける気があって、それでコミュニケーションができる、パーフェクトな人がどれくらいいるかというと、ごく限られた人です。つまり、どこがフェイクものというかというと、「そんな人がそうそういるわけない」とみんな知っているということです。

コミュニケーションが苦手でも、他に得意なことはありませんか?
そもそもコミュニケーション力だけで人材を求めようとするようなこと、将来にも存在する企業はしません。

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