斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

高校の先生に説明会を行いました

2010年08月25日 07時04分17秒 | 長岡技術科学大学の広報
昨日、本学にて高校の先生方(進路指導担当、理科担当)をお招きして、進学説明会を実施しました。暑い中お集まりいただくわけですから、普通のお話をしただけでは申し訳ありません。そこで、かなり突っ込んだデータを開示しました。このデータをお持ち帰りになって、進路指導を行えば、生徒はびっくりすることでしょう。

大学の偏差値は、受験産業の予測で決まります。受験生も高校も、そして大学の教職員もこの予測データをみてそれが大学の価値であるように誤解するわけです。大学の教職員すら、この予測を見て一喜一憂するのだから、びっくりです。本学のように入学定員が50名と少ないと、受験産業によって偏差値がばらばらです。教職員が、「ここで出している偏差値は少しましで、あちらで出しているのはあまりよくないなあ」と話をするのですが、そんなあいまいなものを大学も信じきってしまっているこの現実、なにかおかしくないですか?

偏差値の制空権を受験産業が握っているのがそもそも変な話で、これを少なくとも本学の分に関しては、本学が握ることにします。昨日の会合で、ある高校の先生から「来年もこの説明会をやりますか?」という質問がありました。もちろん、来年も実施します。きていただいた先生が「これはよかった」というように思っていただけるような内容を開示するのが、制空権を握るための第一歩です。参加された先生方、ありがとうございました。
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