斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

着衣泳に関する新聞投稿について

2011年07月22日 06時45分04秒 | 水難・ういてまて
次のような新聞投稿があったようです。

1.今着衣泳法が注目されているが、どの程度の泳力を持った子供たちを対象に行われる講習なのか不安を感じている。

2.水に慣れていない子が誤って池などに落ちた時に冷静に対処出来るものか疑問である。

3.仰向けに浮くことは水着でも難しい、泳げなくても助かる方法だと勘違いされないことを願っている。

4.誤って水に落ちても岸やボートから10メートルも離れた所に落ちることはほとんどない。

5.泳法にこだわらず自力で元の位置まで泳いで戻れる子供を育てるような指導をしてい
ただきたい。

文面からすると、無理やり泳がされる、30年くらい前の「着衣水泳」をごらんになられたかもしれません。この方の熱意はすばらしく、「生還させる指導を!」と訴えている姿勢がつたわってきます。

泳カに関係なく「浮いて待て」ば生還につながるということを強調する現代の着衣泳がわが国の中でいまだ浸透していないことの証左だと思いました。浮いて待ての着衣泳関係者の努力がまだ足りない。浮いて待て!と単純明快に伝えていきましょう。

着衣泳のホームページ http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm
水難学会 http://wr.umin.jp/
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