徒歩日本二周目(≧∇≦)只今関東地方!

昨日は今日の物語 今日の後に今日は無し…

鳥居峠の!水前寺清子地獄!

2015年06月26日 | 日記




鳥居峠という山道にさしかかる辺り
並んで走る国道19号には
トンネルがあって一瞬で山を抜ける…

これがなかなか悪魔のささやき…

人間誰しも出来れば楽をしたいもの
トンネル通れば近道楽々
しかぁぁぁぁぁ~し!
それでもいいのか男のくせにぃぃ~!

とかなんとか言いながら
雷雨直前的な空模様
雷だけは本気のマジで危険が危ない!
そう思い
トンネルの様子をチラ見してみると

「工事中につき歩行者自転車不可!」

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
もしもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~し!

神は越えられない試練は与えないと
言ってるらしいが
ハッキリ言って越えるの面倒くせぇ!
しかし越えなきゃ進まねぇ~!

さて、そんな茶番は置いときまして
なんと申しましてもこの場所は
北からやって来ると
最初に御嶽山の山容が見える場所で
いわゆる四門の北口「涅槃の門」!
同じように西と東と南にも
最初に御嶽が見える場所には
「発心」「修業」「菩提」という
それぞれの門があるのは有名なお話…

モチロン初めて知ったんですけどね…

登る途中には
熊除けの鐘が設置してあって
カランカランカランカランカラ~ン!
聞いた話じゃ
ビビりな奴ほど多めに鳴らすらしい…
そんでもって
峠に辿り着くと「ほぉ~なるほど…」
さすがここまで来ると
山景色が見渡せる標高千百九十七米!
ここから眺めた霊峰御嶽山は…

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~!」
どれがどの山なのか全く分からねぇ…

いやぁ~感動ですねぇ…
なんて言ってるうちにいよいよ下り!
早い早ぁぁぁぁぁ~い!
五百米千米があっという間の瞬く間!
しかぁぁぁぁぁし!
兎にも角にも鯉のぼりが引っ掛かる!
なんせ枝!枝!枝!枝!
それは三歩進んで二歩下がらされる
まさに水前寺清子地獄!
幸せは歩いて来ないぞぉぉぉぉぉ~!

そんな中
しばし長めに足を止めてみた場所は
悲壮漂う「葬沢」
と書いて「ほうむりさわ…」と読む…
ここには武田勝頼の軍勢二千が進軍
そのうち五百が討ち死にするという
大敗を喫した場所…
その五百の亡骸がこの場所に葬られ
この名で呼ばれる様になったと伝う…

それは武田氏が滅亡する直前のこと…
辺りには目立った供養塔も無く
静かに両手を合わせるだけしてみた…

そしてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~!

峠を下り終えたしばしの後
厚い雲が広がった鉛色の暗い空から
ひと粒二粒と雨が落ち始め
やがて本降りとなり景色を濡らした…

その夜の雨音の響きには
ものや悲しき儚さが聞こえたようで
少々寝付けぬ夜でした…

明日目の下にクマが出来てても
皆さんどうか心配しないで下さいね…





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オノオレカンバの薮っ原…

2015年06月26日 | 日記




薮原宿で
古く街道の時代より作られてきた
「お六櫛」と言う名の整髪具…
かつての時代はドンキーくりびつ
年間なんと百万枚も生産していた
最盛期もあったが今は
数軒の工房がその伝統技を伝える…

因みに…
その材質はミネバリ(峰棒)といい
別名が凄い!
オノオレカンバと呼ばれる重固木!
漢字で書くと「斧折樺」!
木が切れるより息が切れたらしい!

そんな温もり溢れるこの伝統技は
アルフィー高見沢俊彦さんに
是非とも献上してみたい逸品です!
↑↑↑
♪シンデレラは眠れなぁぁぁ~い!

余談ながら
櫛は全部合わせて三十六種類ある…
カンのいい人は
既にお気付きで御座いましょうが
つまり9×4=36
まぁオヤジギャグってヤツですか…

さ~て、笑いがスパークした所で
そろそろドロン致します…

それじゃ…



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嬉涙!中仙ド真ん中のバカ野郎!

2015年06月25日 | 日記
「あそこの荷物は、あなたのですか…」
日に焼け過ぎて
夜は透明人間化するであろうその人は
放り投げてある僕の荷物を見て
そう声をかけてきた…

名古屋の大学を出るまで街中に暮らし
卒業後は就職が無く
偶々参加したセミナーの縁で
諏訪の花農家で働く事になったが
その仕事が心を満たしてくれる事無く
ほどなく退職
ちょうどその頃
助手探し中の茅葺き職人の親方がいて
「これだ!」と思い
今では順風満帆な田舎暮らしを満喫の
そのお兄さん…

毎度毎度に声をかけられるが
そのたび聞き役に回っているソレガシ
しかし己の素姓を語るより
知らない誰かの物語を聞く方が面白い…
この人もそういう人だった…

人間ひとりが生涯を過ごす世界なんて
たかだか知れた狭い世界…
名所景勝を回るより
己の知らぬ物事の語り部に会うほうが
その日一日が身になり骨になる…

あまりに面白く
些か長話に付き合わせてしまった様で
彼はその後
現場のある福井へと軽トラを走らせた…

僕はと言えば荷物はそのままに
近くの有名な岩場を見に行ってみたが
戻って来たらクリビツ仰天の極み!
荷物の上に袋いっぱいのおにぎり三昧!

茅葺き屋の彼か…

結局互いに名乗りもしていなかったが
刻んでくれたよ、思い出に…

うれし涙のバカ野郎ぉぉぉぉぉぉぉ~!


そんな僕のすぐ傍の立石には
それぞれ、京へ六十七里二十八町
江戸へ六十七里二十八町と書いてある…

ここが中仙道の丁度ド真ん中にあたる…



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結びつかねぇ事がある…

2015年06月25日 | 日記




木曽義仲って知ってます?
木曽で挙兵し倶利伽羅峠で平家を破り
京から平家を駆逐した人なんですが
ぶっちゃけ
頼朝とか義経とは従兄弟にあたる間柄…

その義仲が挙兵したのがこの八幡宮で
元々その居館があったらしいのですが
話はそこではナッスィング!

平家打倒のその戦い
実は義仲の傍には常に女性の姿があり
名を「巴」
絶世の美女であったとの呼び声高いぃ!
更に!武芸にも秀でた女傑麗将
古き物語にもその姿が数多く描かれる…

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巴は色白く髪長く容姿誠に優れたりぃ!
強弓精兵一人当千の強者ぉ!

う~ん…
絶世の美女の女傑ぶりが表れてますね…
さらに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
大力で評判の敵将が現れると
馬を押し並べて引き落とし首を切った!

なるほど、すこっぶる強ぉ~い!
さらに
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
左右から襲いかかって来た武者を
左右の脇に挟み込んで絞め
二人の武者は頭がもぎれて死んだぁ~!

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~い!
さすがにこのレベルまでくると
美女のイメージに
かなりの疑いを持つようになりますぞ!

いくらなんでも素手で首をもぎるって
しかも二つ同時に
例えば
AKBの女の子達が同じ事をしてたら
絶対ドン引きしますからねぇ!

でも、絶世の美女なんですもんね…

だけど、ちょっと怪力残虐過ぎな気も…
絶世の美女なのに…
そこがどうもキャラのまとまらない所…

因みに巴ヶ淵と呼ばれる木曽川流域が
集落の外れの外れにあり
かつて巴が水練をして
山々を駆け回り武芸を磨いた場所だと
伝わってまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~す!

東屋に置いてあった書き込み帳には
「巴御前のように美しくなれます様に」
とかってフレーズも散見しますが
僕の想像する姿はほとんど和田アキ子…

あまりの怪力と絶世の美女とが
どうやっても結びつかないんですよね…

余談ながら
義仲が挙兵した旗挙八幡宮の境内には
義仲の出陣をも見送った
樹齢千年になる欅の巨木が御座候…
落雷に傷つきながらも
なお濃緑の葉を伸ばし続けるその姿は
まるで
武将達の悲劇を語り継ぐようでもある…

歴史とは
その半分以上が悲しい話なんですよね…




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その人の名はオバタさん…

2015年06月23日 | 日記




「すいません」と声をかけられたのは
ディナ~の腹ごしらえのために
テントの中で大根を切っていた時の話…
「まだ開店前なんですけどもぉ~」
的な感じで
テントから顔を出しますと
「テントの写真撮ってもいいですか」
とおっしゃる男性の方…
ぶっちゃけテントを撮られたところで
困る事は無い、顔さえ撮られなければ…
ただ顔を撮られるのだけはマズい…
何故なら
女の子のファンが激増してしまうから…

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はい皆さん、今イラっとしましたよね…

さて…
よくよく話を伺いますと
この先通る木曽福島情報にやたら精通…
観光地図を元に更に話を伺うと
余りに詳し過ぎて逆にドン引き千万~!
それもその筈
そのオバタさん(仮名)こそは
その観光地図を作った人だからだぁ~!

マママ、マジっすかぁぁぁぁぁぁ~!

その会話のやり取りは
割愛キャッツアイするが内容はこうだ!

木曽福島には昔関所があった!何故か!
それは狭細な土地で
逃げ場がなく取り締まりやすいぃぃ~!
加えて
関所が出来た御陰の様にて町が誕生
無理やり人口も増えていったが
土地が無いだけに家々は小さく
路地が狭いがそれが特徴ぉぉぉぉぉ~!
更に谷地なだけに平地が少なく
崖家づくりという建築が発達
裏から見ると三階四階五階建てだが
表側正面から見れば一階か二階建てぇ!
それが崖の斜面傾斜地にに建っている!

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
この崖家づくりが最もトリッキーです!
つう訳で
木曽福島はオバタさん情報の御陰様で
かなり詳しく見て周れましたね…
帰り際に広小路プラザの職場へ
御礼を言いに伺いましたら
残念無念のウルトラ外出中ぅぅぅぅ~!
ありがとうと言えぬ心残りな心持ち…
しかしそれを堪え
半日を歩いた宿場町を振り返りながら
更に道の先の先へ…

オバタさん(仮名)の
これから益々の御活躍を御祈しながら…


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