徒歩日本二周目(≧∇≦)只今関東地方!

昨日は今日の物語 今日の後に今日は無し…

滝行風呂は水質汚染か…

2015年06月23日 | 日記




中仙道六十九次に描かれる小野の滝は
又の名を小野の瀑布…
かつてこの滝を訪れた浅井某は
「あたりすずしき小野のたきつせ」と
そんな歌を残しているが
しかし季節はもう六月…
涼しいなんてことは間違っても無いが
滝つぼに降りてみると

すすす、涼しぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~!

ていうか寒い寒い本気のマジ!
浅井さんの言った通り間違いなぁ~い!

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
といういきさつがあり
生まれて初めての滝行に挑戦する事に!
とは申しましても
そこには風呂の要素も含まれることは
御容赦頂きたい所ですが
というかほとんど風呂なんですけどね…
しかし近年
世の女性達の間ではこの滝行が大人気!
雑誌などにも載っているようで
宿坊などが儲かりそうなブーム到来か!

という訳で
誰か来てキチガイ扱いされそうなので
滝行風呂はほどなく終了…
滝行という割には
完全に擦ってましたけどもねタオルで…

余談ながら
その辺りで写真家の夫婦と会いまして
他愛もない話の中で
この先は
霊峰御嶽山へ向かうのだと明日の計画…

しかしその節には
いきなり過ぎる突然の噴火で
六十人を超える犠牲者を出してもいる…
そのせいなのか
この辺りから
そこへ向かおうとする人達によく会う…
現在の噴火警戒レベルは「3」
くれぐれも欲を欠かず
楽しいマイカー旅行を満喫される事を
お祈りしてまぁぁぁぁぁぁ~す本当に!

因みに…
そのご夫婦がパソコンで見せてくれた
噴火直前の人々の画像は
どうにも言葉にはならなかったですね…

一寸先は闇…
明日の事は誰にも分からないものです…


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水船の水をめぐりてハ~ヨイソレ…

2015年06月22日 | 日記




須原には
水船という巨木をくり抜いた大桶が
どこもかしこにも置かれ
水は常によどみなく流れ注ぎ
古い時代から
街道を行き交う旅人達の喉を潤した…

それは今も変わらず
水船の傍には柄杓やコップが置かれ
どこの誰であろうと
その冷たさを口にする事が出来
なにより
その水には持ち主というものが無い…

そんな須原には水のほかにも
広く知られた郷土民謡と踊りがある…

♪ハ~ヨイソレ
木曽の須原で自慢のものは ホイ
須原ばねそと定勝寺…

この賑やかな「よいこれ」と
「竹の切株」「甚句」という三曲は
いづれも楽器を使わぬ地唄で歌われ
盆踊りで「ばねそ」として踊られる…
「ばねそ」とは
跳ねて踊るという意味で
六百年前に京都から伝わったという…

由来を同じくするものは
木曽全域で数十種にもなるというが
この須原のばねそは
その中でも最も古いというのが自慢…

そんな話を聞きつつ
水船で水を酌んだそのその後の
「気をつけて…」の大声と
見えなくなるまで手を振ってくれた
初老の夫婦の優しい姿が
いまもこの目蓋から離れようとしない…


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ド無能!奇跡の再会!

2015年06月22日 | 日記
三留野から野尻に抜ける辺りだったか…
「ノブさぁぁぁ~ん!」
と誰かに大声で呼ばれる声が聞こえた…
「ホワッツ?」と思い
三六〇度マックスで振り返ってみると
(首折れるっちゅうねん!)
向こうから走って来るのはなんと
ドムノーさんじゃないですかぁぁぁ~!

出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!

因みにこのドムノーさんという御方は
かつて所属した
ジェロニモレーベルというバンドにて
神のモグラ叩きと讃えられた
伝説のドラマーなんで御座いまして候!

とあるフェスなんかでよく一緒になり
彼はステージを僕は焚火奉行をと
楽しい日々を面白く過ごしたりしたが
ここ数年は互いに気配すら感じづ
前に会ったのは確か
寂しさ漂う福島原発制限区域のすぐ傍
その時もドムノーさんが
僕のことを見つけてくれて
大声で名前を呼んでくれたんですぞい!

しかしまさかこんなとこで会えるとは
世の中広いようで狭いようで…
ハッキリ言って驚きのサップライズ~!

これからマッハで大阪へ帰るらしいが
多少の名残惜しさはこらえつつ
くれぐれも酒を飲んで運転しないよう…

次はそうやすやすとは見付からないぞ!


そんなドムノーさんが去った後
ふと思った…
最近ドラムを叩いてないという一言が
少し寂しかったなぁ…

でもそれもドムノーさんの人生
きっと
もっと楽しい事を見付けたに違いない…

つまごつまごチャチャチャ~ン!

2015年06月21日 | 日記




嵐が去った
洗い晒しの妻籠の朝はいささか冷たく
宿場の風景の中では
昨夜の雷雨の話が聞こえる…
この辺りでさえ降った事のないような
怖い雨だったと
その人達は顔を向き合わせ話していた…

時間が早く
土産物屋も食堂も開ききらない時間帯
おそらくこの頃が
最も街道時代のおもむきを残している…

店を開けば
売ってる商品並ぶ商品は全て現代製品…
しかし店を閉めれば江戸時代…
そう思えば
開ききる前の宿場の静寂なる朝風景は
まさに夢にまで見た時代劇の…

チャチャチャ~ン!
チャンチャンチャンチャァァァァ~ン!

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
おぉ~っと!
フライングで暴れん坊将軍のメロDが!

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
正直コレの時はワラ馬に乗りたかった!

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
でも勝手に乗ったら
半殺しにされそうなんで我慢しました!

そんな訳でありまして
心を満たす為に宿場三周したんですが
一番シックリくるのは
そう!皆さんのご想像通りで水戸黄門!
やっぱ暴れん坊将軍、通称「暴将」は
疾走感があり過ぎて
どうしようにも歩きには合いませんぞ!

そして!
店が閉まった夜夜中ならば間違い無く
必殺仕事人しか無ぁ~い!
しかしこれを試せなかったのが心残り!
実践してる人達を思うと
羨ましくてジェラスィ~感じますぞぃ!

それと念のため言っときますが
メロディ~の再生は
全て自分達の口でお願い申し上げます…

以上…
簡単では御座いますが
妻籠に行ったなら試して欲しいと思い
一筆申し上げた次第です…







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おがらんを越えて空までも(最終話)…

2015年06月21日 | 日記
今から登るんか~い

ほとんどツッコミのような僕の質問に
その西洋カップルは
満面の笑みを浮かべながら口を開いた…
「こんにちは…」
全く会話が成り立っていない文明の壁…
英語の質問に日本語の返しとは…
食らえぇ~い!
かめはめ波ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!
しかし
最早他人に関っている一刻の猶予も
ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~い!
空を指差し
手指の動作で雨が降ることを伝えつつ
向かうは一路一目散!
そして!とうとう雨は降りだしました…

ポツポツポツザァァァァァァァァァ~!

「きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~!」
と再びの織田裕二節!
そこからの記憶は必死過ぎて曖昧だが
地図を読む限り
目的地の妻籠宿が近い事が希望だった…
更に雨脚は強くなるなか
右手に道標の石柱を見ながら
その先の民家の裏の道を左に曲がると
強く力で後ろに押し戻された…
背中の鯉のぼりが枝に絡みついたのだ…
「くっ、こんな時にぃぃぃ!」
だがこんな時は絶対慌ててはいけない…
だが!落ち着いてもいられないぃぃ~!

(≧∇≦)いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~ん!

そしてぇぇぇぇ~!
道を下りきった場所には大きな駐車場
その先の先に
小屋らしき影がみえたような気がした…
「た、助かった…」
喜びのダッシュで駆け寄ったがしかし!
公衆便所だったガッデム!
一度気分が盛り上がってるだけに
落胆レベルがハンパ無いが
途方にくれながらチラ見した風景の中…

見つけた…
そのすぐそばの駐車場管理棟の真横隣…

神様ありがとう…
寝ても醒めても笑っても今必要なのは
チンケな富や薄っぺらい名声よりも
雨を凌げる屋根の下…
もはや心に一点ほどの迷いすらもない…

そして電光石火でマイホームを設営し
お湯を沸かしてティータイム…
そこから見える雨霞の壮大なる山々は
やがて明るみの落ちかける
僕だけの庭になったそこで蕎麦を茹で
すすった時の暖かみは
あったかいんだからぁ~クマムシな味…

冷え切った体には何よりの馳走だった…

しかし心は余裕綽々
そうなると気になってくるのは
山の中ですれ違った沢山の人々の現在…
冷たい雨にさぞかしうたれ
己の境遇を呪ったりもした事でしょう…

そこへ遠くから近づく影二つ…
暗がりの中で見たその姿のそれこそは
あの時すれ違った
愛嬌溢れる西洋カップルの仲睦まじさ…
どこか親切な民家で貰ったのであろう
ゴミ袋それぞれ三枚づつを
頭から足まで雨合羽の様に包み込み
平然爽快に雨中を歩いてござっしゃる…

「大丈夫でゲスかぁ~!」
二人はその声に手を振って答えながら
少しだけ先の宿場へと消えて行く…

大したもんだよタヌキの金玉
今日という日が明日には思い出になる…

そしてそれから幾らも経たないうちに
空は嵐のド真ん中となり
僕と愉快な四匹の鯉のぼりたちは
その屋根の下に一晩のお情けを頂いた…

目の覚めた丑三つ時
土砂降り囃子は未だ一向に降り止まず
轟音響々と雷様も御健在…

雨が降らねば出会えぬ風景も
雨にうたれる冷たさも
全部が全部ひっくるめて良い一日だった…



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