キットデッキを開発した20年前、
商品コンセプトは、「DIY初心者が作ってもプロ以上のものができる。」でした。
レッドシダータイプの開発は、企画から施工試験。お客様の組立試験と
半年間ですべて完了し、販売が開始されましたが、
ウリンの場合は開発開始から正式販売まで3年の期間を要しました。
最大の問題はウリンのような硬い木をDIY初心者の人がうまくビス止めできるかどうかでした。
一般の方がウリンにビスを打ちこむ時、市販のビスを使うと例外なくビスを折ってしまいます。
プロ用が使うハードウッド専用ビスを用いても、10本に1本のビスは折ってしまう。
もしくはドリルの刃を折ってしまって、にっちもさっちもいかくなる。
最終的には一般の人が使っても大丈夫なビスをオリジナルで作るしかないと言うことになり。
この開発にまた時間がかかりましたが、この開発は大成功で、
従来、弊社が官公庁物件で使っていたビスよりも、ずっと高性能だったため、
職人は市販のプロ用ビスよりも、新開発のDIY初心者用の新しいビスを要求するようになりました。
かくて「キットデッキHARDウリン」と言う新しい商品を発売することができましたが、
アンケートのお客様の評価を見ると、
これだけ難しい材料を、一般の方が簡単に組み立てられているのが分かります。
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