お客様とタクシーに乗る場合、マナー本では運転席の後ろが安全なのでそこが最上位席となっています。
しかし、実際にそうすると、お客様は、歩道から乗ってヨイショヨイショと奥に移動せねばなりません。
さらに降りる時にはお客様にタクシー代金を支払わせる状態となり、
こちらが払おうとすると、お客様の目の前で現金のやりとりをする必要があります。
どう考えてもマナー本が間違えています。
本来、運転手付きの車の場合、助手席の後ろが最上位とするのが正しいマナーです。
実際に上場企業の社長なり国会議員が運転手付きの車に乗っているのを見るとすべて助手席の後ろに座っていますし、
トヨタの最高級車センチュリーも助手席の後ろが一番豪華に作られています。
但し、例外があります。お客様と一緒にパレードに出る場合は、
右側優位と言う欧米ルールに基づき、
運転席は関係なく、右側に座って頂く必要があります。
マナー本の間違いは、この例外ルールを通常の場合も適用してしまったことです。
ちなみに、日本の皇室はこれらを鑑み、車の座席は「特に規定していない」と言うのが公式見解です
・・・数年前に社内で、車の座席のマナーで意見の相違があった時に調べた内容ですが、
このページのブログがよく見られているようなので、より分かりやすく絵を描き直しました。
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